草原に咲く花 (ページ6)

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AM side

昔から、この子はわかりやすい。

　LN「で、ジュンミョニオッパと何話したの？」

　『ん？イーシンオッパに頼んでって話。』

　LN「最高に意味わかんない←」

トングで肉を焼きながら、鼻唄なんて歌っているA。

朝宿舎で会った時は憂うつそうな顔してたのに……

多分、ジュンミョニオッパに会えたから。

　LN「……あんた、オッパのこと好きなのよね？」

　『ぶっ、す、好きだなんてそんな！』

　LN「あーあーほら、口拭いて。」

相当動揺したのか、飲んでいたジュースを吹き出すA。

　AM「まったく、可愛いなーAは(笑)。」

　『もう！オンニ！』

ジュンミョニオッパも、Aのことが好きだと思う。

目から好き好きビーム出てるもん、絶対←

それに気づかないのは、そのビームを向けられている本人だけ。

ジュンミョニオッパ、つくづく残念な人だ←

　『私なんかに好かれたら迷惑だよ……』

　LN「またそういうこと言うんだからー。」

肉が焦げそうだから、結論だけ言わせていただこう。

　AM「A！」

　『は、はいっ！』

いきなり立ち上がった私にビビる二人。

　AM「A、お前は可愛い。」

　『はい？←』

　AM「お前に好かれて迷惑なやつなんかいない。
　以上！」

ぽかん、と口を開けた二人を後目に、焦げ始めた肉を口に運んだ。

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