WARNING！ 1 (ページ9)

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ふわふわする意識の中で、ギシギシとベッドが音を立てる。

あ、ジョンイン出てきたのかな……

　『ジョンイン、出たの？』

　KA「ああ、お前もシャワー浴びるか？」

　『ん、浴びる……』

起き上がろうとする私の背中を、そっと支えてくれるジョンイン。

典型的なモテ男だよね、ジョンインって。

こういうさりげない気遣いができる男だ。

　『……ありがとう。』

　KA「ん、ほら行ってこい。」

熱いシャワーを頭から被ると、少しだけ冷静になれる気がした。

これは仕事なんだ。

本当に、好きになってはダメ。

少し胸が痛むけど、これもきっと気のせい。

お酒飲み過ぎたから、少しおかしいだけだ。

持ってきていた部屋着に袖を通し、部屋に戻る。

　『ふふ、寝てる(笑)。』

私の声が聞こえたのか、目を瞑ったまま掛け布団を捲ってくれる。

いつものことだ。

　『疲れてるんだよね……』

あどけない寝顔には、よく見ると隠しきれていないクマが……

刑事の仕事は、たかが探偵の私には到底わからないもの。

きっとゆっくり眠る時間すらないんだ。

そっと彼の頭を撫でる。

　『おやすみ、ジョンイン。』

せめてこの時くらいは、ゆっくり眠れますように。

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