WARNING！ 1 (ページ36)

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好きになってはいけないと、そう思えば思うほど苦しかった。

　『でも私、SJ組組長の娘だよ？』

　KA「知ってる。」

　『血縁の父親は傷害事件の加害者だよ？』

　KA「あれはもうお前の父親じゃないだろ？」

　『あなたのご両親に嘘ついてるのよ？』

　KA「それは俺のせい(笑)。」

　『それから……』

　KA「もう黙れって。」

　『んっ、』

優しく重ねられる唇に、身体の熱が一気に上がった気がした。

　KA「そのお前の心配事全部取っ払って答えてくれ。
　俺が……好き？」

そんなの決まってる。

ずっと前から、決まってた。

　『ジョンイン……好き…』

私を抱きしめているジョンインの腕に力がこもる。

　KA「どうしよう……」

　『ん？』

　KA「すっげー嬉しい……」

噛みしめるように言われた言葉。

首筋に息が当たって少しくすぐったい。

　KA「俺たちもう一度、一からやり直そう。
　父さんと母さんにもちゃんと説明する。
　これまでのことは謝って、許してもらおう。」

　『私の素性は？どう説明するの？』

正直、それが一番難しいと思う。

　KA「正直に話そう。
　大丈夫、きっとわかってくれるさ。」

　『だと良いんだけど……』

　KA「大丈夫だって。……ああ、幸せ…」

　『もう(笑)。バカジョンイン。』

私たちは観覧車から降りるまで、ずっと抱き合っていた。

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