WARNING！ 1 (ページ4)

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はいー、完璧な浮気でーす←

　JH「浮気隠す気あんのかな、この女←」

　『さぁ、ないんじゃない？だってこんなところで……』

今回の調査対象の女性は、彼氏の会社にほど近いホテルで堂々と浮気していた。

故に、私たちも簡単に調査を進めることができた。

　JH「証拠写真も撮れたし……事務所帰るか。」

　『……』

　JH「なんだよ、どうしたんだよ。」

　『いや、テミンにドレス借りなきゃなーって。』

　JH「ああ、今日その日か(笑)。」

この調査が終わっても私はもうひと仕事残っている。

ジョンインの婚約者になるっていうね。

しかも泊まりで。

　JH「ったく、金持ちってのはパーティー大好きだな。」

ジョンインの依頼を引き受けてからというもの、定期的にある金持ちのパーティーにお呼ばれする。

もちろん、彼の婚約者として。

　JH「テミンもよくドレスなんて持ってるよな。」

　『潜入捜査要員だからね。』

テミンと私は主に潜入捜査を得意としている。

だから事務所にあるクローゼットは、テミンがコレクションしている潜入捜査用の衣装でいっぱいだ。

時には女装も必要になるため、女物の衣装もたくさん。

　『パーティーに出るのは良いとして……
　スウィートルームだけは勘弁してほしいわ。』

ジョンインのご両親は、パーティーのたびに会場となるホテルのスウィートルームを私たちのために借りてくれる。

「若いんだから二人で泊まりなさい」とか言って。

しかも「私たちも泊まるから朝食を一緒に」って言われるもんだからこっそり帰るわけにもいかず……

　JH「ミノにSOSボタン渡されてるんだろ？
　なんかされたらそのボタン押せ。
　誰かしら助けに来てくれる(笑)。」

　『他人事だと思って……』

クスクス笑うジョンを一発叩き、盛大にため息をついた。

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