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KA side
KA「はぁ……」
SH「どうしたのジョンイン、さっきから
ため息ばっかり。」
しかし、なんだよ今日のあれは……
あれじゃテミンと半同棲状態だ。
SH「……ため息ついても良いけどさ。
仕事はしっかりしようね。
ほら、捜査会議始まるよ。」
KA「はーい。」
SH「あ、そうだジョンイン、」
足早に会議室に向かおうとした俺を、ジュンミョン先輩が呼び止める。
SH「君はAちゃんに会う機会が多いだろ？
伝えといてほしいことがあるんだ。」
KA「なんですか？」
先輩は、ゆっくり言葉を選ぶように慎重に話し始める。
SH「その……Aちゃんの父親…」
KA「SJ組のジョンスさんですか？」
SH「いや、傷害事件起こした方の。」
ああ、あのろくでもない父親か……
KA「そいつがどうかしました？」
SH「……仮出所が決まった…」
KA「は？！」
なんで？！
まだ服役して２年しか経ってないのに？！
SH「それが……どうやら裏で莫大な金が動いたらしい。」
KA「警察に……圧力がかかった、ということですか？」
SH「簡単に言えばそういうことだろうね……」
そんな……
ならもしかしたら……
SH「またAちゃんに接触してくる可能性は
ゼロじゃないってことだ。
だから、くれぐれも気をつけるようにAちゃんに
言ってくれないかな。」
KA「……わかり、ました…」
それからの捜査会議は、何を話し合ったかまったく覚えていない。
ただ、早くAに会いたかった。
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作者名：mayumayu | 作成日時：2017年9月26日 11時
