可愛い彼 ページ19
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ギョンスと二人で、まだ寒さの残る夜道を歩く。
DO「ヌナ、結婚するんだね。」
『うん。本当に嬉しい。』
大好きな家族の幸せは、同じように嬉しいものだ。
お姉ちゃんの相手の方もすごく良い人だし、何も心配することはない。
DO「チャニョル、泣くだろうな。」
『泣くよ絶対。お姉ちゃんのこと大好きだもん。』
私も溺愛されている自覚はあるけど、お兄ちゃんのお姉ちゃん好きは有名。
DO「……ますますAにベッタリし出したら
どうしよう…←」
『あはは、それお姉ちゃんも言ってた(笑)。』
お兄ちゃんも彼女作れば良いのに。
私が言うのもおかしいけど、あの顔面でモテないはずがない。
料理も出来て楽器も弾けて優しくてイケメンで……
あんなハイスペック彼氏いないと思うけど。
DO「妹を溺愛しずぎるっていう難点がある←」
『あー、シスコンはきついかもね(笑)。』
お兄ちゃんにしばらく彼女は出来なそうだ。
DO「……ていうか、チャニョルをそこまで褒められると
妬く…」
『あ、ごめんね。』
いきなり手を握られて驚いてギョンスを見ると、ほんのり頬を染めている。
『ギョンス、』
DO「ん？」
『好き。』
何年付き合っていても、手を繋ぐだけで頬を染める彼が愛しくて仕方ない。
DO「……今日の夜覚悟して。」
『えー(笑)。』
DO「お前が可愛いのが悪い。」
お姉ちゃん、私は今のままでも充分幸せだよ。
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続く
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作者名：mayumayu | 作成日時：2017年5月5日 1時
