望の強がり (ページ36)

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はまこた(ストレス性記憶障害)9 ページ36

濱田side

「望～、迎えにきたで」

小「あ、濱ちゃん！！」

「もう退院手続きしたんか？」

小「おん、ちゃんとしてきたで！」

「ん、ならええな」

こうやって話してみると普通なんやけどな･･･

多分今も俺のこと分からんまま無理してんやろな

「じゃあ、家に行くか」

･

･

･

「ついたで。さ、中入り？」

小「あ、はい！」

ぎこちないなぁ

「適当に荷物置いてダラっとしとりぃ」

小「え、あ･･･はい！」

「なんか飲むか？」

小「あ、じゃあお茶を･･･」

「はいよ」

ソファーにちょこんと座って･･･調子狂うわ

「はい、お茶」

小「あ、ありがとう！」

「なぁ、望･･･」

小「おん？」

「俺な、望のことが好きやねん」

小「ぶはｯ･･･！？ｹﾞﾎｹﾞﾎ･･」

「大丈夫か！？」

小「お、おん、大丈夫やで。そんなことよりそれホンマなん？」

「おぅ、ホンマに望のことが好きやねん」

最低や、望が記憶ない時に言うなんて･･･

でも、今言わへんかっらもう言えへん気がするんや

「俺な、臆病やねん。ホンマはちゃんと記憶がある時に言わなアカンねんけど勇気がないねん･･･。でもなんか今言おうと思ってしまったんや。こんな時にホンマにゴメンな。混乱させるだけだよな･･･」

小「･･････」

ずっと俯いてん･･･

当たり前か･･･男に、それもよう知らん人に告白されたんやから

「俺昼飯作ってくるな」

小「待ってん！！」

「！？･･････どうしたん？」

小「･･･俺な、正直濱ちゃんのこと全くわからへんねん。でもな、なんか今めっちゃ嬉しいねん」

それって･･･

小「俺、濱ちゃんのこと好きなんかな･･･？･････ｯ！？」

「望！？」

どないしたん！？

急に倒れて

「望大丈夫か！？」

小「あた、ま･･･痛い･･･ｯ」

「ｯ･･･今救急車呼ぶでな！ちょっと我慢しぃや！！」

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次で終わると思います！←