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Aside




「A」



侑に名前を呼ばれたのは、
1週間ぶりくらいであろう



角名くんと付き合ってから、
ほとんど話してなかったし、
なんだか逆に避けられてる気がしたから



『どした?』


平常心、
いつも通りに。


「美味しかったで」


それだけを言って私に背中を向ける



当たり前やん、
侑が好きなチョコレートのクッキーにしたんやから



『よかった』


と後ろを向いている侑に言えば
手をあげただけで去っていった


なんや、うち、侑と普通に喋れるじゃん









「嬉しかった?」



と聞いてくるのは、この一部始終全てを見ていた角名くんで、

うん、と私も答えてしまう



そっか、と言う角名くんはちょっとだけ悲しそうな顔をして、
それを見た私は、なんだかすごい罪悪感に駆られた



、、ほんとに、私なんかと付き合っていていいのだろうか

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作者名:まるこ | 作成日時:2021年3月5日 1時

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