私の恋は。【角名倫太郎】【宮侑】 (ページ11)

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侑side

『久しぶりやな、ご飯一緒に食べるの』

「せやな」

Aと話すこと自体が久しぶりやった。

角名とAが付き合うとることは、
治から間接的に聞いた

それを聞いた感想は、へえ、で
あー少しAどの時間がなくなるんやな、と思っていただけやった

けど、
そのAとの時間っていうのは俺にとったらだいぶ大事なものやったみたいだ

今までの俺との時間は、
全てAにとっては角名との時間になって、
俺にとっては1人の時間となった

段々と気づき始めていた

Aを取られることが嫌なんやないかって。

やけど、気付くのが遅すぎた。

Aはもう、角名のもんなんやから。

『なんかあったん？侑？』

「いや、別にないねんけど」

ないねんけど、
ただ、Aと一緒におりたかった

なんか、
角名と付き合うてからあんまAが笑っとるとこ見たことないし、、。

『そっか』

「なあ、」

『ん？』

「Aは、角名のこと好きなん？」