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寝みぃと言いながら台所に消えていくふっかは
ご丁寧にコーヒーを入れようとしてくれていて、
甘いのと苦いのどっちがいいと選択肢を与えてくれた。
『微糖』
「ねぇよ」
それよりも自分の名前を名乗って
人が"普通"の反応をしてくれたのが久しぶりで
それですら感動している。
渡辺なんて日本にごまんといるけど、あの時は。
「うんしょ、はいどーぞ」
『あざす』
「…」
『…うま』
「翔太さ、嘘ついてるべ」
『…は？』
某名探偵にでもなったつもりなのか、
メガネをかけながらじっと見る。
寝癖直せよ。
『ついてねぇけど』
「いや、ついてる。あんなしょーもない嘘で騙せたと思ったら大間違いよ〜」
コーヒー啜りながら大人ぶってるところが非常に腹立つ。
いや、それ以前にあれで騙せて
アホだと思っていたこいつが
全然アホじゃなかったっぽいことに心底腹立つ。
「教えてくれたら協力するよ」
『関係ねぇじゃん…』
「興味あんのよ、復讐……とか？」
『ポンコツ大学生……』
「はい認めた〜話してーじゃないと追い出すよー」
つくづく腹立つこの大学生何者なんだか。
でも、居候するには状況話してた方が
俺も動きやすいと言う考えになって姿勢を正した。
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chirua(プロフ) - ！さん» ご感想頂きありがとうございます、とても嬉しく光栄です。今後ともどうぞよろしくお願いします (11月3日 16時) (
レス) id: 9ab6ec17b9 (このIDを非表示/違反報告)
！(プロフ) - 久しぶりにこのサイトでとても引きこまれる作品を読みました。彼が少しでも幸せだなと思える日が来ることを願っています。次回も楽しみにしております。 (11月2日 23時) (レス) id: 50e233f32f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：chirua | 作成日時：2023年10月10日 17時
