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「んで、いつまでいんの」
『暫く……』
「仕事は？学生？」
『しゃ……一応学生』
社会人と言いかけたけど、
この世界じゃ俺はまだ未成年だろうし学生と名乗った。
「んーまあいいや、俺1人で寂しかったし居たいだけいなよ。おにーさんいくつ？」
『多分18とか』
「多分……？」
啜っていたカップラーメンからこちらに目線が来る。
箸は止まらないようで、
こちらを見ながらも尚
次口に運ぶものをノールックで掴み取っていた。
『そっちは？』
「20」
『あ？』
「20、大学2年」
敬語使えって怒られたけど、
バカみたいな嘘信じる年上(実際今は年下)に
敬語なんて使えるわけもなく言われたことなど守らなかった
あんな狂気が隣の建物にいると言うのに呑気な男。
愚痴愚痴言いながら一夜を過ごした次の朝。
『やっぱ俺タイムスリップしてる……無理ぃ！』
「んなぁ…もうお兄さん昨日からうるさいよ」
『昨日夢だと思ったのに……』
「てかさー、他人の家ひとんち居候する癖に名前も言わないとか失礼だと思わない？」
『キッツ…』
「ねー人の話聞かないタイプ？」
『はああ……』
「深澤だよ〜」
『は？』
「聞こえてんじゃん」
大きな欠伸しながら足で豪快に掛布団吹っ飛ばすそいつは
深澤辰哉だと名乗った。髪ボッサボサ。
…この名前なんかどっかで聞いたことあるような？
「おにーさんは」
『翔太…っす』
「フルで」
『渡辺しょーた』
「んじゃ翔太って呼ぶわ、ふっかでも辰哉でも好きに呼んで〜」
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chirua(プロフ) - ！さん» ご感想頂きありがとうございます、とても嬉しく光栄です。今後ともどうぞよろしくお願いします (11月3日 16時) (
レス) id: 9ab6ec17b9 (このIDを非表示/違反報告)
！(プロフ) - 久しぶりにこのサイトでとても引きこまれる作品を読みました。彼が少しでも幸せだなと思える日が来ることを願っています。次回も楽しみにしております。 (11月2日 23時) (レス) id: 50e233f32f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：chirua | 作成日時：2023年10月10日 17時
