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次の日、今日は午後からだから起こすなと言われていた為
黙って出てきた。
俺の掛けてた布団を顔面に被せる
イタズラだけはしてきたけど。
少し木々に隠れてるとはいえ、
何百段も登るようなところでは無いから
少しくらい人がいてもいいような気はするけど、
昨日同様人気はなかった。
『すみません、』
裏に向かって声をかけるも
草が生い茂ってて特に何も見えず、返事もなく。
『…あ、猫』
振り返るとトコトコ歩いてる真っ白な猫、
一か八かと思って声をかけると立ち止まってくれた。
『あ…あの、神主さん…とお話したいんですけど、いらっしゃいます、か』
んみゃお〜
通じたのか分からぬまま本堂の裏に消えてく猫を見届けて、
その場でしばらく待っていると
「……昨日の方、」
『あ、はい、俺です』
ご好意で？本堂の中に入れてもらって
お茶まで出してもらっちゃった。
中めちゃくちゃ綺麗だな
真っ白の猫も一緒に入ってきたからありがとうと伝えると
頭を下げるような仕草をしてから
どこかへひょいひょい行ってしまった。
人の言葉分かってるのかな
「貴方様……えっとお名前は」
『渡辺翔太です』
「翔太さん。……あのどちらからいらしたんですか、存在してる人みたいですけど……」
『え、あ……多分未来、です…トラックに轢かれた拍子、に？』
「凄いですね……色々」
何も伝えていないのに
存在してる人かどうかから疑われて目が泳ぐ。
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chirua(プロフ) - ！さん» ご感想頂きありがとうございます、とても嬉しく光栄です。今後ともどうぞよろしくお願いします (11月3日 16時) (
レス) id: 9ab6ec17b9 (このIDを非表示/違反報告)
！(プロフ) - 久しぶりにこのサイトでとても引きこまれる作品を読みました。彼が少しでも幸せだなと思える日が来ることを願っています。次回も楽しみにしております。 (11月2日 23時) (レス) id: 50e233f32f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：chirua | 作成日時：2023年10月10日 17時
