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「しょおた！」
「しょーたくん！」
「翔太くん」
毎週、毎月、毎年
姪の成長を見るのが俺の楽しみで仕方ない。
ちっせぇ頃はしょおたって言ってた癖に、
小学生になって高学年に上がるにつれて
恥ずかしそうに翔太くんと言うようになった。
『中高になったら名前すら呼んでもらえねえかもな』
「ほんと姪っ子好きね」
産まれた頃とか大学入りたての頃は
手の焼ける子供が親戚に増えたぐらいの感覚だった。
でもこの子だけは守りたいと
姉貴の雰囲気が変わったのを感じとってからは、
何よりも大切にしてきた。
クラスの親に何か言われても、それで学校を転校しても、
親戚のおじさんがやらかした事の
大事に気が付いてきた今も。
それを守る為に俺はあいつを殺したいのに。
既に姉貴達は金を受け取ってる訳だから、
もう死んだ所で誰も迷惑しないし
寧ろ感謝される立場にすらあるかもしれないのに。
「……もしここで翔太に何かあった場合さ、現代にいるはずのお前ってどうなるの」
『分かんねぇよ、初めてなんだもん』
「何回もなられてても困っけどな」
ある程度気持ちが落ち着いた時に限って
物事って起こるもので、
そろそろ寝るかとふっかと話していたところで
外からまあまあな音量で物がぶつかる音が聞こえてきた。
ああ、またアイツかって思ったけど、
野次馬根性丸出しで見に行ったふっかいわく
車と自転車の事故みたいで
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chirua(プロフ) - ！さん» ご感想頂きありがとうございます、とても嬉しく光栄です。今後ともどうぞよろしくお願いします (11月3日 16時) (
レス) id: 9ab6ec17b9 (このIDを非表示/違反報告)
！(プロフ) - 久しぶりにこのサイトでとても引きこまれる作品を読みました。彼が少しでも幸せだなと思える日が来ることを願っています。次回も楽しみにしております。 (11月2日 23時) (レス) id: 50e233f32f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：chirua | 作成日時：2023年10月10日 17時
