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『ふっか、俺明日やるわ』
「……あ？」
『明日日曜だろ、必ず酒求めて外に出てくるはずだから』
「殺すの？」
『うん』
ここに来てもうすぐ1ヶ月になってしまう
これ以上元々見知らぬ大学生だった人に
迷惑をかける訳には行かないと思い始めた。
作戦を練るとあれだけ言っていたけれど、
良く考えればアイツを手っ取り早く殺った上で
俺も居なくなればいいだけで。
『果物ナイフ買う小銭くらいはあったから』
「…買ってきたの？」
『殺ったらここから離れるから、ふっかは俺の事内緒ね』
「…言わない、けどさ」
『……先風呂もらうわ』
「あ……おう…」
明日本当に出来るのかなって思うけど、
今までも出来なそうなこと
取り敢えずやってきたんだから俺ならどうにか出来る。
ていうか、俺のためにもどうにかしなきゃ。
「……」
『……』
「なに、どゆこと？」
『マジ無理なんだけど』
「昨日の威勢どこに捨てたのよ」
『あれは一人でいた時の話』
イレギュラーすぎる。
午前中の内に意気込んで
ナイフをポッケに突っ込みながら
アイツのことを待ち構えていた。
ところが、あろう事かそこに姉貴夫婦と俺が来た。
めっちゃ嫌嫌そうな俺と、めっかわな姪っ子が、いた。
「遊び行った日くらい覚えとけって」
『覚えてねぇよ大学生だぞ』
「もういいから行って来いって」
『お前今更見捨てんの！？』
「勝手に捨てろって言ったの翔太だよね？？」
もう居なくなっているんだろうと
思っていたふっかが起きてきて、
俺を見た瞬間きゅうり猫並に飛び上がった朝を経て今。
第一声まだ居たのかよは冷たすぎないか？こいつ
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chirua(プロフ) - ！さん» ご感想頂きありがとうございます、とても嬉しく光栄です。今後ともどうぞよろしくお願いします (11月3日 16時) (
レス) id: 9ab6ec17b9 (このIDを非表示/違反報告)
！(プロフ) - 久しぶりにこのサイトでとても引きこまれる作品を読みました。彼が少しでも幸せだなと思える日が来ることを願っています。次回も楽しみにしております。 (11月2日 23時) (レス) id: 50e233f32f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：chirua | 作成日時：2023年10月10日 17時
