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そもそも俺の叔父は、
俺と姉貴が小さい時からずっと酒呑みだった。
正月で集まった時とかお盆の時とか、
会った瞬間はいい人なんだけど
酒が入ると何かと癖が悪くなって、
母さん(叔父の妹)も
ばぁちゃんじぃちゃん(叔父の父母)も手を焼いていた。
過去に居酒屋でトラブルになったとか
アル中で運ばれたとかもあったけど、
全然懲りなかった。
そもそも周りが言っても聞くような人間じゃなかった。
彩春と言う孫が産まれてから少しだけ落ち着いて、
良い親戚のおじちゃんになろうとは
してたみたいだけれどその矢先、
酒気帯び運転をおこした。
人様に迷惑を掛けて死んで行ってアイツが残したのは
多額の慰謝料と世間様からのバッシング。
俺の両親は離婚して父親が出ていき、
ばぁちゃんは持病が悪化して事故翌年亡くなり、
じぃちゃんも3年前に亡くなった。
今も尚慰謝料の支払いは続いていて、
その重荷は俺の母親が背負っている。
背負う他なかった。
「翔太はその叔父さんの事、どうしたいの？」
『どうって』
「どうにかそれを止めたいから昨日不法侵入して監視してたんでしょ？」
どうしたいってそんなの
『……俺が先に殺す』
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chirua(プロフ) - ！さん» ご感想頂きありがとうございます、とても嬉しく光栄です。今後ともどうぞよろしくお願いします (11月3日 16時) (
レス) id: 9ab6ec17b9 (このIDを非表示/違反報告)
！(プロフ) - 久しぶりにこのサイトでとても引きこまれる作品を読みました。彼が少しでも幸せだなと思える日が来ることを願っています。次回も楽しみにしております。 (11月2日 23時) (レス) id: 50e233f32f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：chirua | 作成日時：2023年10月10日 17時
