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『カメラ、どこだろう』
明らかに計画性が疑える行動だった為、
地下室同様カメラの1つや2つ置いていてもおかしくない。
そう考えてひとつひとつの部屋を掃除して見渡して確認。
『……2階もある』
が、監視できそうなカメラや機械は一つも見当たらない。
普通にテレビも見れるし、
用意された服は着心地が良くて不自由ない。
地下に続く階段の扉はすでに鍵がかけられていて
行けなくなっていた。
やっぱり亮平くんの人としての本質は何も変わっていなくて
もしかして今何か大きな悩みを抱えているのかも。
別に誰かに危害を加えようなんて思ってないのかも。
そんな思いを巡らせていると、
預けられたスマートフォンに通知が一つ。
"伝えるの忘れたけど、警察来ても居留守してね"
警察……
自分が人を誘拐した犯罪者だと言うことを
自覚はしているようだった。
もちろん今このまま警察に駆け込めば
何かしらの形で解決はするのだろうけど、
辰哉くんがどこにいてどの状態でどうなってるのかが
一切把握できていないから行動には移せなかった。
仕事に行くといって辰哉くんのもとにいるかもしれないし
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chirua(プロフ) - らんさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます;;完結まで是非よろしくお願いします︎☺︎ (9月6日 16時) (レス) id: 9ab6ec17b9 (このIDを非表示/違反報告)
らん - めちゃくちゃ面白いです!阿部くん最高すぎます!更新楽しみにしてます☺️ (9月2日 1時) (レス) id: 07ae00cca1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:chirua | 作成日時:2023年8月30日 13時