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自分は本当に嘘が付けない性格だ
大学の時も悔しければ泣いていたし、
嬉しかったら飛び上がって喜んでいた、そんな性格。
素直すぎると言われる性格。
「俺はずっと、Aが好きだった」
『……知ってるよ』
「俺はふっかに負けた。なのにあいつ、ろくに大切にしないで」
『辰哉くんは大切にしてくれてる、今の亮平くんみたいなことしない』
「…全部Aが悪いからだよ」
そう言うと服をたくし上げ少し下着をずらした
『待って！！やめっ……』
「この怪我はなに？」
脇腹の少し上、
下着の布にギリギリ隠れない位置にある傷跡。
亮平くんが私の部屋に来た前日、
辰哉くんと喧嘩をした時にぶつけて出来た。
病院に行くほどではなかったけど出血して、自分で処置した
治ってくれると信じていたけれど、
傷跡となって残ってしまった。
いつ見つけられたのか分からないけど、
そこを見ながら今にも泣きそうな顔をする。
「もっと俺が早く気が付けてたら」
ここ数日、ずっと疑問だった。
『…辰哉くんと、何かあったの？私に同情してる？』
ハッとした顔をしてゆっくりと身体を離して行く。
恐る恐るその場を動いても
亮平くんが何かを言うことは無かった。
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chirua(プロフ) - らんさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます；；完結まで是非よろしくお願いします︎☺︎ (9月6日 16時) (
レス) id: 9ab6ec17b9 (このIDを非表示/違反報告)
らん - めちゃくちゃ面白いです！阿部くん最高すぎます！更新楽しみにしてます☺️ (9月2日 1時) (レス) id: 07ae00cca1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：chirua | 作成日時：2023年8月30日 13時
