- ページ15
-
「どこまで行きましょう？」
『道案内するので、そこまでお願いします』
車内カメラがあるのも
比較的若そうな運転手が乗ってるのも確認して。
どこかでこれが証拠になることを願って道案内をした
『そこの信号左にお願いします』
「はい」
住宅街の道を少しだけ進んで
『ここ左に入ってすぐの白い家です』
家の特徴までちゃんと伝えて
「ここで大丈夫ですか？」
『……』
「お客さん？」
『あ、はい、ありがとうございます。…これお釣り大丈夫です、ありがとうございました』
あえて黙ったり特徴わざと伝えたり。
タクシー代に関して
上手く切り抜ける方法は考えないといけないけど、
きっとあの運転手さんには少しだけ印象着いたはず。
家に入った後、
いつも通りおかえりのメッセージを確認してから
GPSを定位置に。
でも正直、これ以上の証拠というものを
私の手札に増やすことが出来なかった。
はたから見たら同棲してるカップルにしか見えないし、
GPSとかだって亮平くんが処分してしまえばそれで終わり。
きっと彼の事だから
警察に見つかるようなヘマなんてしない
1度怒らせるようなことをした時も
少々荒くも私に怪我はひとつもなかった。
現状カメラも見つけれてない
というか多分部屋には置いてない。
あれば写真でも撮れるのだろうけど、
私のスマホが今どこにあるのか分からない。
計画的すぎて太刀打ちできない
明日早朝、彼は帰宅する。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 171人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
chirua(プロフ) - らんさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます；；完結まで是非よろしくお願いします︎☺︎ (9月6日 16時) (
レス) id: 9ab6ec17b9 (このIDを非表示/違反報告)
らん - めちゃくちゃ面白いです！阿部くん最高すぎます！更新楽しみにしてます☺️ (9月2日 1時) (レス) id: 07ae00cca1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：chirua | 作成日時：2023年8月30日 13時
