甘い恋の魔法箱（２） (ページ2)

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根掘り葉掘り聞けば、

告白出来ていれば私から報告してくるだろうと

待っていたけど報告来ず、

目黒くんにはやんわりバレた為話したものの

私には話せず今日まで引き摺ってきたと。

『いやもう…おめでとう……嬉しい』

頭を抱えて声を絞り出した

「お前は？」

その問いかけ後訪れる沈黙。

多分私に言ってるのかもしれないけど、

夏祭りの計画も知ってるの？

『「いや…」』

返答しようとしたところで蓮くんと声がハモる。

私に対してじゃなかった……？

「待て上田、だめだ」

『どうゆう』

「A、今日は帰ろう。ねっ」

『えっ！？ちょちょ！！』

もっとふたりの惚気聞きたいのに！

という私の訴えは彼女の耳に1ミリも届かず

引き摺られるようにして校舎を後にする。

お前はの質問は一体なんの誰宛……？

「Aは言えなかったってことであってるね？」

『うん…ごめん』

「全然。私が勝手に決めたことだしね」

『それよりさっきのって私へのじゃなかったかな、なんかやらかした？』

「やらかしたのは上田。気にしないでほんと」

気にするなと言われると気になるのが

人間の性だと思うんですけど

絶妙な雰囲気の中

ひとりブツブツ推理を繰り広げながら歩く。

『でもさっき蓮くんも返事……』

「え？」

『何っ』

「蓮くんって言った？目黒くんって呼んでたよね？」

『あ、』

「そっちの話が先！！！」

あった事吐かされたけど、手を繋いだことは言えず。

それは、内緒