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悟は本部を出ると、すぐさま愚痴りだした。
「ったく、野暮な歳より共め。
ああはなりたくないね。
若人から青春を取り上げるなんて許されていないんだよ。
何人たりともね。」
悟の脳裏には私たちの取り上げられた青春が映っているのかもしれない。
「そうね。
ホマレがそろそろ来るみたい。
じゃあ。」
しかし毎回毎回本部に行くたびにこうして愚痴を言う悟はめんどくさいので話を遮り、速足で歩きだした。
「え、ついていっちゃ駄目〜？」
そういえば悟は私の呪具の受け取りについてきたことはなかったと思いながら、後ろから「お願い〜！！」とついてくる悟の方へ向く。
「いいけど。」
「ありがと〜！！！」
そういい悟は私の隣を歩き始めた。
身長はずいぶん違うのにこんな時は歩幅を合わせるところはすごくいい奴に思えるのにどうしてこいつはデリカシーがないんだろうと思いながら愚痴を念仏のように聞き流す。
たまに「聞いてる！？」と文句を言われるが、「聞いてよ。」とは言われたことがないため今日も今日とて聞き流す。
「あ、クレープ屋になってる。」
「ちょっと聞いてる！？」
「食べよ。」
「ちょっともう〜。」
「私チョコね。
悟は？」
「イチゴかな。」
「買ってくるね。」
そういい、列に並んで待っていると、何と見事に悟の周りを避けるように立っている。
包帯を目に巻いてる全身真っ黒の男が居たら普通に怖い。
そして悟は背が高い為、待ち合わせの目印によくされているイメージがある。
ほら、今も前の女の子が「えっと〜、黒い服着てて、目に包帯巻いてるデカい人の真ん前の店だよ〜。」と電話している。
後で悟に言ってやろうと思いながら、クレープを頼んだ。
「ベリーベリーカスタードのホイップとイチゴとオレオのトッピングと、ショコラバナナブラウニーのカスタードとホイップとチョコアイストッピングで。」
「ホイップクリームの量はいかがなさいますか？」
「乗るだけ乗っけてください。
あ、このスプレーシュガーもらってもいいですか？」
「どうぞどうぞ！！」
続く (更新停止中)
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あやよ - 了解しました。楽しみに待ってます! (2022年1月13日 0時) (
レス) id: 22ee6a0d54 (このIDを非表示/違反報告)
Lily(プロフ) - あやよさん» 今現在、参を大きく修正していますので申し訳ありませんが、少々お待ち頂けたら嬉しいです。 (2022年1月13日 0時) (レス) id: fd1be6be46 (このIDを非表示/違反報告)
あやよ - 字を間違えました、すいません。 (2022年1月12日 23時) (レス) id: 22ee6a0d54 (このIDを非表示/違反報告)
あやよ - 無色の子 参 が読めないんですけど、パスアードを教えてください。 (2022年1月12日 23時) (レス) id: 22ee6a0d54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Lily | 作成日時：2021年4月30日 14時
