肆拾 ページ1
朝九時。校門前に夏油とAがいた。
「おはよう。」
「おはよ。」
「今日任務あるんだってさ。」
「何級？」
「1級。」
「傑もうすぐ1級上がるのか。
早いね。
入学した時は２級だったのに。」
「あぁ。
それで上の級の人に見てもらうのでAが選ばれたってことだね、特級呪術師さん？」
「ごめんって。」
「本当は1級の方が良かったらしいんだけど泉華しか組める人がいなかったんだって。」
「そんなに怒ることある！？」
「まあいっか。あとでアイス奢ってね。」
「…いいよ。」
「いいんだ…。」
「お給料たくさん貰ったんだけど食費にしか使わなくて…。」
「特級は忙しいもんね。」
「1級も忙しくなるよ？」
「特級程じゃないさ。」
補助監督に挨拶をし車に乗り込む２人。
「そう言えばAの術式ってどんなの？」
「魂の移動ってとこかな。
あの世とこの世を繋げてこっちに引っ張ったりとか？
正直使いにくいからあんまり使わないかな。」
「呪霊燃やすって聞いたのだけれど…。」
「間違ってはない。
実際燃やしてるし凍らせてる。
そっちの方が早いし楽。」
「どういう原理？」
「呪力操作でちょちょちょいって。」
「術式使うときってどんな感じなんだい？」
「…呪霊ってさ呪力を伴った攻撃が効くよね。
でもその辺の普通の武器は効かない。」
「そうだね。」
「でもこれしたら呪力が伴ってなくても攻撃が効くって感じ。
呪霊の魂をこちらに持ってくるとそれに釣られて呪霊の肉体までこちらのものになるの。
だから普通の炎や氷が効くようになる。」
「…それ生身の人間にやったらどうなるんだい？」
「逆の事が起きるね。
普通の攻撃が効かなくなる。
でも、結局呪いは呪いでしか攻撃してこないからあまり意味はないのかも。
それに、恐らく術者以外を対象にしたときは正気を保てなくなると思うよ。」
「基本ゲームバブみたいな感じなんだね。
術式順転とかできるようになったらもっと強くなるだろうね。」
「…たしかに。」
「Aならそのうちできそう。」
「どうしよう。
名前決めなきゃなあ。」
「術式順転の？」
「そう。
誰もこの術式の人いないから…。
昔にいたとしても多分よくわからないことが多かったんじゃないかな。」
「なるほどね…。」
「夜蛾先生と一緒に決めようかな。」
「それがいいんじゃない？」
「そうしよ。夜蛾先生に連絡入れとくか。」
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るきあ(プロフ) - ごめんなさい、気になった事なのですが泉華ちゃんって誰でしょうか?夢主ちゃんですかね…？ (2022年3月31日 9時) (
レス) @page9 id: e2065bbc2b (このIDを非表示/違反報告)
Lily(プロフ) - こあらさん» いえいえ！すごく助かりました。ありがとうございます。 (2022年1月9日 17時) (レス) id: fd1be6be46 (このIDを非表示/違反報告)
こあら(プロフ) - ページ2の8行目が直っていないです。このようなコメントに丁寧に対応していただき本当にありがとうございます😢🙏🏻 (2022年1月9日 9時) (レス) @page4 id: df8e2a19f1 (このIDを非表示/違反報告)
Lily(プロフ) - こあらさん» コメントありがとうございます。名前変換になっていないところも修正しますので、教えていただけると嬉しいです。 (2022年1月8日 9時) (レス) id: d9d22600a9 (このIDを非表示/違反報告)
こあら(プロフ) - コメント失礼します。名前が変換されてるところとされていないところがあります。上から目線のような言い方しか出来なくて本当に申し訳ありません。とっても好きな作品なので、名前固定か名前変換のどちらかに寄せた方が良いと思います。これからも更新頑張ってください (2022年1月7日 12時) (レス) @page4 id: df8e2a19f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Lily | 作成日時：2021年1月19日 16時
