運命論者の陰謀論 ページ31
____任務失敗
彼らのそれは後日上層部によって早急に伝えられました
そして私は特級呪術師として上層部のお爺さんに呼び出されました
彼らの特級昇格についてお話をするためです
「本日お主がここに来た理由はわかっているな」
嗚呼、本当に気持ち悪いです
0.01秒時間があれば私はあの残念な人をお掃除できるでしょうね
それぐらいわかっているはずなのにどうして逆鱗に触れてくるのでしょうかね
「勿論でございます」
目を細め無理やり紅で上げた口角で仮面を被る
丁寧に丁寧に
「ヒッヒッヒッ
それは結構」
せめてその喉元を掻っ切りたいです
「五条悟、夏油傑
奴等は任務に失敗した
しかしそれは星漿体“天内理子”の我儘によるもので奴等に否はないとこちらで判断した」
どうやら天元様は話さなかったようですね
きっと彼女の我儘等ではなく彼らの彼らなりの人助けだったんでしょうね
それを上層部に話しても意味はないと思いますが
「また呪詛師“禪院甚爾”の襲撃時も足止めを行い
その後始末していることから任務は失敗したものの大きな功績を成し遂げたと判断した
よってこちらは奴等の特級昇格に乗り出した
貴様の意見を言え」
あら、珍しい
迷っているのですかね
特級昇格は呪術師としての地位をあげることになる
その地位を問題児にくれてやっても良いものかと
「では一つ
彼等が昇格する実力がないのであれば私は今特級としてここにいませんよ」
実力だけで言えば……ですけど
彼等は精神的にまだ幼いのです
一人は才能に優れ過ぎています
一人は呪いというものを悟り過ぎています
それに自身の精神が耐えられるかは本当に彼ら次第です
彼らの関係が続けば良いのですがね
「ヒッヒッヒッ
そうか、そうか」
「では任務がありますので」
「今後も期待しておるぞ」
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Lily(プロフ) - 最高さん» ありがとうございます! 考え中なのでしばしお待ち下さい (2021年3月5日 20時) (レス) id: fd1be6be46 (このIDを非表示/違反報告)
最高 - これで完結ですか?すごく面白かったので続きがまだあったら読みたいです!!! (2021年2月12日 9時) (レス) id: f0ef8aefa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Lily | 作成日時:2021年1月19日 15時