無色の子【呪術廻戦】

漆 ページ7

夕暮れが二人を照らしていた


甚爾「夕日、随分とキレイだな」


「…そら、くらいだけ」


甚爾「いやいや明らかに空の色違うし」


「…そら、ずっといっしょ」


甚爾「…その袋の色と今着てる服の色は？」


「おなじ」


甚爾「…マジか」


「？」


少女は青い服を着ていたが袋は赤色だった


甚爾「全然違ぇんだよそれ」


「？」


甚爾「オマエ色見えてねぇんじゃねぇか？」


「…どうでもいい」


甚爾「それが案外どうでも良くねぇんだよ

明日病院行くぞ」


「…」


その後コンビニに寄ってカラフルな折り紙を買って帰った


やはり少女は色の識別はできなかった









医者「娘さんは全色盲ですね

それも先天性の

ご家族で色盲の方などいらっしゃいましたか？」


甚爾「ああ

それなら心当たりがある」


医者「そうですか…

将来的に色を見分けられるようにならない可能性が高いです」


甚爾「ああ

俺も似たようなモン持ってるからな」


医者「お父様がわかっていらっしゃるのでしたら大丈夫でしょう

何か異常があれば来てください

ではお大事に」

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