My lovers＊SEVENTEEN＊4 (ページ22)

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152.真相ページ22

と思ったら、僕の泣き顔をしばらく無言で眺めた後、少しその表情が緩む。

JS「、、、良かった。やっと感情を表してくれたね」

途端に押さえつけられていた腕が解放された。そのままあやすように優しく頭を撫でられる。ジスの表情は、普段の紳士のそれに戻っていた。

え、え、何。

さっきの状況とのあまりのギャップに頭が追いつかない。

A「、、、意味、分かんない～～(泣)」

やっと言えたのはその一言だけだった。

JS「わざと泣かせたって言ったら怒る？？」

A「、、、なんのために？？」

もっと意味わかんない。なんなのなんなの。
意味わかんなすぎてまた涙がボロボロ落ちる。

JS「言ったよね、僕どんなことがあってもAの味方だって。

なのにずっと1人で泣きそうな顔してて。無理に笑ってるの、分かってたよ。だから相談してくれると思ったのに、何も言わずに部屋に閉じこもろうとするし」

、、、そっか。近くにいてくれたんだった、味方が。
そんなことも忘れてしまうくらい、余裕がなかったんだ、僕は。

僕の返事を待たずに、ジスは話し続ける。

JS「ほんとはそのドアを開けるまで、こんなことするつもりじゃなかった。けど、ドア開けた瞬間、僕にまで偽りの笑顔向けてきたのに腹が立って。

泣けないなら泣かせてやろうって思っちゃった。ごめんね」

A「ご、ごめんで済むの今の、、、」

過激すぎるでしょう。

JS「でも泣いてスッキリしたでしょ？？

何があったか話せばもっとスッキリするよ。僕ならAの秘密知ってるし、吐いちゃっていいんだよ。

溜め込むのが1番良くない」

A「でもすごく個人的な、私的なことで、、、ジスに話すようなことじゃ、、、」

実家の親と喧嘩したなんて、子供みたいで恥ずかしすぎる。