125.正義感発動 ページ25
「うぉおおおお筋肉痛うううううう」
誰かの叫び声と共に起き上がった。うるさい。
声の主、ジュンフィに蹴りを入れながらジョンハンがもそもそと起き上がるのを視界の端に捉える。
寝た時と反対側の布団に移動してるユンジョンハンはある意味怖い。
A「おはようみんな…」
「おはよう…」
眠い目を擦りつつ着替える。例に漏れず筋肉痛になってた僕らは、着替えるだけで相当な時間を要した。死ぬ。
…
でもせっかく来たんだし!ということで、重い体を酷使しながらまた昨日の続きで滑り始めた。若さって素晴らしいね…!
JF「ヒョン、今日こそ滑れるといいですね^ ^(ドヤァ)」
MH「応援してるよ!困ったら教えるから言ってね!」
初心者組は僕以外はマスターしてるからこの余裕ですよ。負けず嫌いの血が騒ぐ。
今日こそはと思って何度も何度も滑っていると、ふと気になる光景が目に入った。
…ジョンハンが絡まれてる??
よくわからないけど、コワモテのにいちゃん達に無理矢理腕を引かれて物陰に引きずりこまれそうになってる。
いけない。
昔から正義感は強い方だった。戦隊モノは必ず観てたし、戦隊モノの中にいる女戦士になる夢を何度も見るくらい憧れてた。
中国武術を習ったのもそのため。気持ちに追いつく体と技術が欲しかった。
まだ慣れない滑り方でジョンハンの方に向かう。
「だからぁ、ちょっとくらい遊んでくれたっていいじゃん」
「姉ちゃんみたいな上物珍しいんだよね、色白で綺麗で…」
JH「だから!俺は男だって言ってるだろ!その耳は飾り物か??」
「じゃあ裸見せてもらうぜ??」
ぐひぐひと下品な笑い声を立てながら、ザッと数えて5人の男の一人がジョンハンのウェアに手をかける。
本人が動くより先に、体が動いた。ボードはあらかじめ外したから、今の僕は身軽だ。
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ウサギ - ミミさん» おお!!楽しみにしてます! (2017年1月3日 2時) (レス) id: e56752805f (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - ウサギさん» そう言っていただけるととても嬉しいです!再開しますのでよろしくお願いします! (2016年12月26日 0時) (レス) id: f381dfa4c9 (このIDを非表示/違反報告)
ウサギ - 続きが気になります!更新頑張ってください! (2016年12月12日 13時) (レス) id: a2a048aefb (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - ぴゃにさん» えーそんな、喜びすぎて吐きそうです(笑)ありがとうございます!!! (2016年10月11日 0時) (レス) id: f381dfa4c9 (このIDを非表示/違反報告)
ぴゃに(プロフ) - これを毎日楽しみに生きてます笑 更新頑張ってください! (2016年10月10日 12時) (レス) id: 0afcb6fbc9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミミ | 作成日時:2016年10月1日 0時