121.覚悟しとけよ ページ21
SC「それは…」
何かを言いかけて、ふと黙り込むスンチョル。
SC「…女だって、バレてるだろ??少なくともジスには」
A「なんっ…でそれを…」
SC「何回か違和感は感じてたんだ。けど今回の温泉事件でわかった。ケツ痛めてるの嘘だろあれ、女だとバレるから咄嗟にジスが嘘ついたんだろ??」
A「…その通りです…」
誤魔化しても意味ないと思った。的を射すぎている。
SC「だったら言ってもいいかなと思ったんだ。どうせ知ってるメンバーがいるなら、自分の中でだけ秘密にする必要ないなって。
ふふ。やっと言えた!!!すっきり!!!」
本当に何か憑き物が落ちたような、晴れやかな笑顔を浮かべるスンチョル。よほど我慢してたんだね(笑)
A「あ、でもね、ジス以外にはまだバレてないから!秘密にしてね!」
SC「もちろん。こんな近くで好きな人と一緒にいられるのに、それを自分でわざわざ壊す必要ないもんな」
A「…ほぇ??」
思わず変な声が出てしまった。
今なんと??
SC「鈍いなほんとに。言わないとわからないタイプだよね^ ^」
そう言い終わると、頬に手を当てられる。
雪の中長時間外にいたせいか、だいぶ冷えたスンチョルのそれを、冷たいからと振り払うことなどできなかった。
SC「俺、好きだよ、Aのこと。初めて会ったあの夏からずっと。ドンジンとして生きる今も。
前にAに、恋したことあるかって聞かれたことあったよね。あれAだけだから。昔も今もずっとずーっと同じ人思ってる俺、一途じゃない??」
あまりにもあっけらかんと話すから、一瞬自分が告白されていることに頭が追いつかなかった。
A「でも…私…」
SC「待って。フらないで。わかってる、女としていられないのは承知してるから。
返事とかいらないんだ。ただ言いたかった、伝えたかっただけ。
でもいつかはイエスって言わせるから!そのためにこれからどんどん押してくから!覚悟しとけよ^ ^」
じゃおやすみと言って、スンチョルは私の髪に軽くキスを落として部屋に戻っていった。
…どわー!なんだ今の!こっちが照れるわ!///
思わず頬に手を当てる。熱い。きっと今、鏡を見たら顔を真っ赤にした1人の女が映るに違いない。
キス、で思い出した。ねむの木の下で交わしたキス。思えばあれが私の初キスだった。
混乱した頭で、あ、いつのまにか冬眠しそびれたウサギがいなくなってるなと思った。なぜだかそれがとても印象的だった。
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ウサギ - ミミさん» おお!!楽しみにしてます! (2017年1月3日 2時) (レス) id: e56752805f (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - ウサギさん» そう言っていただけるととても嬉しいです!再開しますのでよろしくお願いします! (2016年12月26日 0時) (レス) id: f381dfa4c9 (このIDを非表示/違反報告)
ウサギ - 続きが気になります!更新頑張ってください! (2016年12月12日 13時) (レス) id: a2a048aefb (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - ぴゃにさん» えーそんな、喜びすぎて吐きそうです(笑)ありがとうございます!!! (2016年10月11日 0時) (レス) id: f381dfa4c9 (このIDを非表示/違反報告)
ぴゃに(プロフ) - これを毎日楽しみに生きてます笑 更新頑張ってください! (2016年10月10日 12時) (レス) id: 0afcb6fbc9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミミ | 作成日時:2016年10月1日 0時