My lovers＊SEVENTEEN＊3

112.悶々〜JHside〜 ページ12

そういえばあいつすごく鍛えてたよね。男同士だし見られても平気っしょ、と思いそちらに目を向ける。

湯けむりが邪魔だな。目を凝らす。←変態


…ん？？
やたら白くて華奢で…まるで女の子みたいに柔らかそう…。

いやでもあいつは男だし…「筋骨隆々な」…。


そこで気づいた。おかしい。「あれはドンジンじゃない」。

いくら活動期を過ぎたとはいえ不自然に痩せすぎてる。というか、骨格から違うじゃないか。

あれは女の子だ。僕が知ってるドンジンかどうかは関係なく、女の子なんだ。


そう考えると、今までおかしかったパズルのピースが合う気がした。僕もバカじゃない。

本人は誤魔化せたと思ってるみたいだけど。ていうかよく今までバレずに…

あ、ジスか。今も邪魔しようとしてたし。


少しムッとする。ジスにはAちゃんがいるじゃないか！


あーもう！わからない！
考えてもわからないことは考えるなとはよく言ったもので。

わかんないから考えない！とりあえず女の子の裸を見てしまった事実だけ考え…いやこれもこれでまずいな…だって思ったより…いやいや…


違う意味で悶々としてきてしまったジョンハンでした。

113.ウサギ→←111.免疫〜JHside〜

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す