98. 口が軽い ページ18
あれから、約束の2番を守ってもらうことでなんとか家の場所を知られるのを回避した私。
「家の近くまでなら送ってもいいよね！？それなら家の場所を知ることにはならないじゃん」と言い張る二人をなんとか言いくるめて。
後をつけられても困るから、念のため遠回りしたりいきなりダッシュしたりとかして、家に着いたのは23時過ぎだった。
ふぅ、と一息つく暇もなく、着信履歴が大量に溜まっていることに気づく。
A「だいぶ前の着信かと思ったら…ついさっきじゃない。しかもこれ…」
そう、着信履歴の1番最初の時間は22:32。なのに、溜まっている件数は23件。
おまけに、そのほとんどを占めている人は。
A「タオ…君？？」
意外だった。
しかも、よく見たら全部EXOメンバーが発信源。
この前の件で、心配だからと、EXOのみんなと無理矢理カカオと念のために電話番号交換させられたから、まぁ番号を知られてるのはわかる。
でもルハンとイーシンとジュンミョンも何回かかけてきてるし、私何かしたかな…？
それにタオ君だけ異常なのも気になる。
A「掛け返した方がいいよね…」
なんとなく、気分が乗らない。
でもこのままにするのはもっと気持ち悪いし。
…仕方ない。
1番着信の多かったタオ君だけでも掛け返そう。
prr
ガチャ
出るの早っ！
A「よ、よぼせよ〜」
TO"やっと繋がったー！
ねえ！ほんとなの！？！？"
いきなりまくしたてられて、ちょっとビックリする。
それによほど興奮してるのか、もろ中国語…
A「あの…いきなりすぎて何がなんだか…ほんとって何がほんと…」
TO"とぼけないでよ！チャニョルヒョンと付き合ってるの！？"
えぇー！じゃああれだけ着信があったのは、さっきの今でもうEXOメンバーに関係を知られたってことー！？
口軽すぎでしょチャニョル！
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作者名：ミミ | 作成日時：2014年8月9日 11時
