64. 危険な路地 ページ14
その日は何事もないということで、引きとめられたけどルハンの病室を後にし、家路についた。
看護師さんたちもあんなの相手にしていて大変よね…。
いや、むしろ一般的に言えばアイドルが来て喜んでるのか。そうかそっちね。
いくら異常はないと言っても、倒れたルハンは少しやつれてるようにも見えた。そんなとこも、余計魅惑的に見えてしまうのかも。
ま、私には関係ないことね。
それにしてもだいぶ遅くなってしまった。辺りはもう暗い。
私の家までは、数カ所やや治安の悪い場所を通らなければならない。
普段は回り道をしてなるべく人目に付く安全な場所を通るようにしてるけど、今日はルハンのせいで(精神的に)疲れたし早く休みたかった。
だから、まぁ大丈夫だろうと思って早道となる路地裏を通ったのがいけなかった。
…いる。それも一人ではない。複数人、後ろからついてきている。
最初は向かう方向が一緒なだけかと思った。
けれど、あまりにも付いてくるものだから、横道に反れたりぐるっと回ってみたり、遠回りしてみたけれどそれでも付いてくる。
ふと、昨日のルハンの言葉が思い出された。
「ほんとに韓国は物騒だから、そこは男として送らせて？？」
あながち核心をついていたんだな、と焦りつつ思う。
これは家に向かわない方がいいな…と判断した矢先。
「ねぇちゃ〜ん、俺らといいことシない？？」
「乱暴なことはしないからさ、ね？？」
とうとう例の男たちがニヤニヤしながら話しかけてきた。気持ち悪い。
そのまま腕を掴まれる。
A「離してください！！！」
軽く武術の技を仕掛けて、ダッシュする。
「わ、この女今何した？？」
「どうでもいいけど逃がすなよ！？囲め！！！」
引っ越してきたばかりだから当然土地勘があるはずもなく。
気づいたら行き止まりまで追い詰められていた。
こんな時に思い浮かんだのは、トワイライトのワンシーン。
ここでベラはエドワードに助けてもらえたんだっけ…？？
でも私には見守ってくれてる知り合いなんていない。自力でなんとかしないと。
壁に向かって深呼吸する。
シミュレーションシミュレーション。落ち着け自分。
振り向きざまにまずは飛び蹴り、そして…
ガシッ
シミュレーション中に早くも腕を掴まれる。もうどうにでもなれ！！！
A「こんの…っ」
？「ままま待って、君Aだよね？？」
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りさーもん(プロフ) - あいさん» わー、たどり着いていただいてありがとうございます！笑 しばらくは更新できる予定ですので見守ってやって下さい(*^^*)← (2014年7月25日 17時) (
レス) id: f46b3d0132 (このIDを非表示/違反報告)
あい - はじめまして！たまたま見つけて読んだんです面白くて一気に読んでしまいました^^更新頑張ってください^^ (2014年7月25日 12時) (レス) id: 8fa6782f72 (このIDを非表示/違反報告)
りさーもん(プロフ) - オレンジさん» おっとこっちにもコメ^ ^嬉しいな^ ^るぅはもう、可愛いイメージしかないですね（笑） (2013年12月29日 1時) (レス) id: f46b3d0132 (このIDを非表示/違反報告)
オレンジ(プロフ) - ルハン可愛い〜♪ (2013年12月28日 16時) (レス) id: 05afb14e3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミミ | 作成日時：2013年12月16日 14時
