BEAST * My Wild Beast ～私の可愛い野獣たち～５ * (ページ7)

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207. 幼なじみの告白ページ7

いきなり、一体何の話？
まさか…

A「何の話かと思えば…
武ちゃんの気持ちなんて、武ちゃんしか分からないじゃない。

誤魔化そうったって、そうは」

武「好きなんだ」

A「そう、好きっていう気持…

…

えぇ！？」

武「俺の気持ちなんて、考えたこともなかったでしょ。
分かってたんだ、所詮お前の中の俺はそんな存在でしかないってことくらい。

だけど、想うだけなら自由じゃないか…

ずっとずぅっと、小学生の頃…いや。物心ついた頃からお前しか見えなかった。

でも、『お兄ちゃん』として慕ってくれてたお前を裏切れるわけないと思って…一生胸に秘めて生きる覚悟は、出来てるはずだったんだ」

BEAST(その割には、A好き好きオーラ半端なかったけどね)

JN(てか一瞬でお前の気持ち丸わかりだったし)

A「じゃあ…！隠しててよ…。私どうしていいか分からないじゃない」

武「この３日間、我慢したさ！我慢して我慢して、さっきの車が限界だったんだ」

JN「あー、やっぱ俺ダメだ。申し訳ないけど、口挟ませてもらう」

ずいっと、一歩前に踏み出したジュニョン。
出ました恋愛のエキスパート。

JN「お前、はなっから隠す気なかっただろ？むしろいつ告白しようか、機会伺ってたんじゃねーか？

最後まで引きずって、結局こんなタイミングになったのはお前も計算外だったんだろ。ウジウジしてただけじゃねーか」

武「な…！」

JN「少なくとも近いうちに告白する予定だったことは認めろよ」

武「…。君は何者？
ああいいさ。そこまで読まれてたなら、もうなんでも言ってやる。

俺がずっとAを好きだったことは言ったよね？

だからこいつがモテてるのが嫌だった。でもこいつ、彼氏作ることはあんまなくて。それだけが救いだったんだ。

でも、ある男は例外だった。

君たちは知ってるかな？涼一って存在を」

BEAST「…！知ってるも何も…」

DJ「Aが今でも大切に想ってるやつだろ？？」

涼一関係で苦い経験のあるドゥジュンが答える。