炭治郎の許嫁は前世の記憶を持っている！？【鬼滅の刃】2転

第54鬼 ページ9

ＮＯside








べん









下弦の陸｢(！？なんだ？ここは...)｣









べん









下弦の陸｢ハッ｣









べん









べべんべんべんっ









女鬼が琵琶のようなものを鳴らしている









上弦の陸｢(あの女の血鬼術か？









あの女を中心に空間が歪んでいるようだ)｣









建物の中には他の下弦の鬼もいた









下弦の陸｢(十二鬼月の下弦のみ集められている









こんなことは初めてだぞ下弦の伍はまだ来てない)｣









べん









その音と共に下弦の鬼が1箇所に集められた









目の前には琵琶を弾く鬼女と着物を着た女が立っている









下弦の陸｢(移動した！！また血鬼術！！









何だこの女は誰だ？)｣









無惨｢頭を垂れて蹲え平伏せよ｣









ババッ









いっせいに下弦の鬼達が頭を垂れる









下弦の陸｢(無惨様だ.......無惨様の声









分からなかった姿も気配も以前と違う









凄まじい精度の擬態)｣









下弦の肆｢も、申し訳ございません









お姿も気配も異なっていらしたので.......｣









無惨｢誰が喋って良いと言った？｣









誰もが震え上がる形相で無惨が言った









下弦の肆は体が震えてしまう









無惨｢貴様共のくだらぬ意思で物を言うな









私に聞かれたことのみ答えよ









累が殺された下弦の伍だ









私が問いたいのは1つのみ









『何故に下弦の鬼はそれ程まで弱いのか』









十二鬼月に数えられたからと言って終わりではない









そこから始まりだより人を喰らいより強くなり









私の役に立つための始まり









ここ百年余り十二鬼月の上弦は顔ぶれが変わらない









鬼狩りの柱共を葬ってきたのは常に上弦の鬼達だ









しかし下弦はどうか？何度入れ替わった？｣









責めるような口で無惨が聞く









下弦の陸「(そんなことを俺達に言われても.......)」









無惨「『そんなことを俺達に言われても』









何だ？言ってみろ」









無残の目付きが変わる









下弦の陸「！？(思考が...読めるのか？まずい.......)」









下弦の陸はそう考えながら冷や汗を流す









無惨「何がまずい？言ってみろ」











鬼の心が読める無惨はもちろん









さっきの下弦の陸の心の声も聞こえていた

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