episode 2 ページ3
彼はそう言うと後ろから手を回してあたしの頭を固定する。
_____なっ!?
「実は毒は効かない体質でねぇ。なにより酒も強いのだよ」
彼はそう言うとあたしの唇に____!!
舌がねじりこんでくる。
少しだけ、いやかなりのお酒の匂いにあたしまで酔いそうになる。
「んっ、」
ようやくあたしを解放すると、彼はするりと壁から離れ、あたしを壁に押し付けた。
あたしの足の間に、彼の足が入り込む。
「可愛いね、ほんと」
やけにトロリとした顔をしてそいつはあたしを見つめた。
肩で息をするのに精一杯なあたしは彼を睨むことしか出来ない。
月の光が明るくなり、少しだけ明るくなる空。
照らされた彼の顔は、勝ち誇った瞳であたしを見つめていた。
壁にドン_と彼は手を置く。
ふさふさとした黒髪が揺れ、彼はあたしの顔を持ち上げ__。
「ねぇ、好きっていいなよ、殺し屋さん。」
そう言って甘くて深いキスを落とす。
___やばい、力が_、、
こいつ、あたしにも何か薬を盛った_?
やけに体がふわふわとして気持ちがいい。
「あぁ美しい。美しい美しい。」
彼は口を話すと、ニンマリと笑った。
「君があんまりにも可愛く私のお酒に薬を盛っていたから、私も対抗して、ね?」
「っ、はぁ、、あんた、なにを___、」
そのまま彼の体に崩れ込む。
おかしい、どこからあたしの計画は崩れていたっていうの、?
いつの間に薬を盛られた__.、?
「これは私からのプレゼントさ。甘い甘いプレゼント。」
意識が遠のいていく、
彼のお酒の匂いと混ざって、体が重くなっていく。
「因みに薬は✕✕薬、だよ?」
そんな彼の声も、聞こえなくなって____。
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紅蒼(プロフ) - 面白いです!更新を気長に待っています! (2018年9月8日 23時) (レス) id: f70065e07d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あや抹茶 | 作成日時:2018年8月4日 23時