原石病院の毎日

▽ ページ48

A「んーと、ゼリー！」





大「じゃあそのままね？」





A「ん、」





大「2回に分けて飲む？それとも1回で飲む？」





A「1回…」





大「おっ、1回でいけるの？凄いじゃん」





A「だってAちゃんいい子だもんっ」





大「そっかぁ、Aもうお姉さんだね？」





A「うん！Aちゃんお姉さんなの！」





大「よし、じゃあお口開けて〜」





薬をそのまま飲む時、いつもAは2回に分けて飲む方を選ぶため、今回1回で飲むと言ったことに驚きと量が多いからむせないかと言う心配があったが、Aはむせることなく上手に薬を飲めた。





大「はい、上手〜」





A「んふふ、先生に言って〜！！」





大「わかった、言っとくね笑」





A「やったぁ♪」





大「じゃあお皿とかもらっていくね？」





A「うん！ありがとっ！」





大「はーい」





ー次の日ー





A「たろちゃ〜…!!せんせーっ！」

　



慎太郎を呼びに来たAは帰ってきた先生たちを見つけ、一目散に走っていった。





樹「おっ、Aただいま」





優「ただいま〜、あ、聞いたよ？先生たちがいない間お薬飲むの頑張ってたんだって？凄いね、もうAはお姉さんだ！」





A「うん……」





優「ん？どした？」





A「……Aちゃん頑張った…」





樹「うん、さすがA、凄いじゃん」





A「……だからっ」





優「だから？？」





A「せんせっ…きらいっなったらだめぇ(泣)｣





A「ごめんなさいもするっからぁ(泣)」





先生たちは目配せをして、Aに尋ねた。

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