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樹「北斗、急に動いたら危ないだろ?頭の傷が開いたらどうするの」
北「……」
樹「抜糸するの痛いかもしれない。けど、傷開いてまた北斗の頭を縫って痛い思いさせるの俺は嫌だ、北斗は?どう?」
北「嫌…です」
樹「じゃあさ、あと少しだけだから頑張ろうぜ?」
北「……はぃ」
樹「ん、北斗なら頑張れるよ」
大我はさっきと同じように北斗が動かないように固定し、樹先生はすぐに抜糸を再開した。
北「っ……いっ…ぅぅ」
大「あと少し、頑張れ〜」
樹「ん、北斗終わったよお疲れ様」
樹先生のその言葉を聞いて北斗の顔がみるみる笑顔になった。
樹「抜糸したところを保護するための塗り薬出しとくから、最低でも1週間はちゃんと毎日塗って?」
北「はい、!」
樹「じゃあ明日の午前中に退院できるように用意してて?」
その言葉を聞いてすぐさま鞄を取り出す北斗。
その北斗の姿を見て、“どんだけ帰りたかったんだよ笑”とつっこむ樹先生。
樹「何あの画用紙の山笑」
大「あれは罪滅ぼしのAから北斗へのプレゼントです笑」
樹「あ、A来てたの?笑」
大「いや、流石に北斗と会うのは気まづいのか毎日のように俺らに渡して来てたんすよ笑」
樹「ははっ笑まじか笑」
“北斗好かれてんな笑”と言いながら樹先生は部屋を出ていった。
ー2日後ー
北斗は無事昨日退院し、今日から仕事復帰だ。
樹「A、北斗に言うことあるんじゃねぇの?」
A「……ほくちゃんっ(泣)」
北「ん?何?」
A「ごめんなさいっ(泣)」
北「うん、いいよ」
A「ふぇっ…(泣)」
北斗が許してくれ、今までもう許して貰えないと思っていたAの目は涙が溢れそう。
だが、
樹「Aそれだけじゃないだろ?」
A「た…助けてくれてありがとぉ(泣)」
北「どういたしまして、Aに怪我がなくてよかった、」
A「ほくちゃんだっこぉ(泣)」
北「ん、おいで笑」
Aは涙を流しているが、北斗に抱っこして貰えて嬉しそう
北「A、絵ありがとう。おかげですーぐ元気になれた」
A「ほんと〜…?」
北「うん本当、」
A「よかったぁ…(泣)」
北「なぁんで泣くの笑」
嬉しくて泣いちゃったAを北斗があやし、少し落ち着いた時、
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ゆー - ほっくんが病院の中庭に行った時に、禁煙なのにたばこを吸っている人を見かけて注意しようと近づいたら煙を吸って喘息引き起こすのが見たいです。なんとか医局に戻って先生たちに処置してもらいたいです。女の子たちは一時退院で、病院にいないという設定が見たいです (2月9日 19時) (レス) id: bba3e52e4f (このIDを非表示/違反報告)
瞳(プロフ) - 通知機能が調子悪くて全然通知がないから、暇さえあれば見に来てます!笑 (2月7日 21時) (レス) id: f18ac5488a (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 瞳さん» わぁ、、!ありがとうございます🙇♀️これからもよろしくお願いします! (2月7日 21時) (レス) id: 932ecc901f (このIDを非表示/違反報告)
瞳(プロフ) - 移行おめでとうございます。あやさんの小説いつも楽しみにしてます♡ (2月7日 14時) (レス) id: f18ac5488a (このIDを非表示/違反報告)
かおり - リメイクありがとうございました!リクエストしておきながら(笑)皆んなに怒られまくるほくちゃんが不憫でしたがとても可愛かったです!またリクエストしてしまっていますが、よろしくお願いしますm(_ _)m (1月15日 21時) (レス) id: 4cc420ae52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あや | 作成日時:2023年7月29日 21時