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高地先生と大我は北斗がベッドに入ったことを確認して、高地先生は他の患者さんの元へ、大我はナースステーションに戻った。
大我はナースステーションに着くなり、大きくため息をついた。
慎「何何、どうしたのさ笑そんなに大きいため息ついて」
ジェ「幸せが逃げちゃうよ笑」
大「どこかの誰かさんが子供たちより世話が焼ける……」
その言葉を聞いて慎太郎とジェシーは“あぁ〜笑”と苦笑い。
慎「北斗か笑」
大「今回は高地先生が来てくれたからよかったものの…」
ジェ「あ、高地先生いたの?」
大「そう」
慎「じゃあもう高地先生に叱られたなら大丈夫か?笑」
大「だといいけどね…」
“もう疲れた〜”と言いながら、ガコンッと音を立てて大我が突っ伏した。
ジェ「大丈夫!?絶対痛いじゃん笑」
という会話をして1週間が経過した。
明日は最終日。
最終日の前日と言えば、しなければいけないことがある。
樹「北斗、気持ち悪いとか頭痛いとかある?」
北「全くないです!元気です」
樹「じゃあ退院手続きするからな?」
北「!!ありがとうございます!」
樹「退院するにあたって俺と約束して」
北「?」
樹「自分の体を大切にすること。」
北「はい」
樹「よし、じゃあ最後に1個頑張ってもらおうかな」
北「え……?な、何ですか??」
樹「抜糸」
北「っ……いや、自然に取れるんでっ」
樹「何言ってんの?取れないの知ってるだろ?」
北「でもっ……」
樹「なぁ、北斗」
北「……」
樹「これしたら明日にはもう帰れるし、北斗がずっとしたがってた仕事だってできるんだから。な?頑張ろう?」
北「……はい、」
樹「よし、じゃあきょも抑えよろしく」
大「はい」
大「はい、北斗こっち向いて」
樹「じゃ、始めるぞ〜」
樹先生は手馴れた手つきで糸を切っていく。
しかし、ここからが問題だ。
糸を切るところまでは全く痛くないが、糸を抜く時に痛みを感じることがある。
樹「糸抜くからな〜」
北「ったぃ……!!」
樹「大丈夫大丈夫。後少しだからね」
北「も、やだっ…」
樹「あっぶね、」
大「ちょっ、北斗頭動かさないで」
北「もういいっ…終わり…(泣)」
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ゆー - ほっくんが病院の中庭に行った時に、禁煙なのにたばこを吸っている人を見かけて注意しようと近づいたら煙を吸って喘息引き起こすのが見たいです。なんとか医局に戻って先生たちに処置してもらいたいです。女の子たちは一時退院で、病院にいないという設定が見たいです (2月9日 19時) (レス) id: bba3e52e4f (このIDを非表示/違反報告)
瞳(プロフ) - 通知機能が調子悪くて全然通知がないから、暇さえあれば見に来てます!笑 (2月7日 21時) (レス) id: f18ac5488a (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 瞳さん» わぁ、、!ありがとうございます🙇♀️これからもよろしくお願いします! (2月7日 21時) (レス) id: 932ecc901f (このIDを非表示/違反報告)
瞳(プロフ) - 移行おめでとうございます。あやさんの小説いつも楽しみにしてます♡ (2月7日 14時) (レス) id: f18ac5488a (このIDを非表示/違反報告)
かおり - リメイクありがとうございました!リクエストしておきながら(笑)皆んなに怒られまくるほくちゃんが不憫でしたがとても可愛かったです!またリクエストしてしまっていますが、よろしくお願いしますm(_ _)m (1月15日 21時) (レス) id: 4cc420ae52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あや | 作成日時:2023年7月29日 21時