原石病院の毎日

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数日後、子供たちはお昼寝の時間なため、きちんと寝ているか確認しに行く。





しかし、この時事件は起こる…





「AもOKかなぁ……ってあれ？」





Aが居ないんだけど、トイレ？





とりあえずAを迎えにトイレに向かう。





さすがに看護師だとしても女子トイレには入ることが出来ないため、外から声をかけてみる。





「A〜？いるの〜？返事して？」





A「……」





返事がない。





発作が起きて倒れているのではと最悪な考えが頭をよぎる。





「あ、すみません！」





『はい？』





「今お時間大丈夫ですか？」





と、運がいいことに女性がいたため声をかけてお願いをしてみる。





『大丈夫ですけど…』





「あの、トイレに小さな女の子いるか見ていただきたいんですけど、」





『小さい女の子、、分かりました』





「すみません、ありがとうございます。」





快く引き受けてくれて、中まで見に行ってくれた。





『すみません、小さな女の子ですよね…？』





「はいそうです」





『中には居られなかったです、』





「分かりました。貴重なお時間頂きありがとうございました。」





女性と別れて、頭をフル回転させる。





トイレに居ないということは、脱走したということで間違いないだろう。





そうとなれば、さすがに1人では探すのが大変だと思い、ナースステーションにひとまず向かう。





「ねぇ、Aが脱走したかもしれない、｣





慎「え、？脱走？トイレに行ったとかじゃなくって？｣





「トイレに見に行ったけど、いなかった」





慎「え！嘘でしょ、と、とりあえず、先生に連絡する！」





「お願い！その後一緒に探して欲しい！」





慎「了解！」





俺は一応他の2人に連絡を入れ、今手が離せるようだったら手伝って欲しいと頼んだ。





すると、2人は今ちょうど休憩が終わったところらしく、一緒に探してくれるそうだ。





「俺、院外探すから院内頼んだ！」





慎「おっけ、」





外に出てみると、今日はいつもより少し暖かい。





だからといって、ずっと外にいると風邪を引いてしまい、最悪の場合発作も出てしまう可能性がある。





だから外にいるなら、早く見つけないといけない。





「Aー！！Aー！！」





約20分ほど、探していると、ふと思い出した。





Aが新しく出来た公園に行きたがっていたことを…

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