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とりあえず、用意された薬を飲んで、まだ体がだるいから少し寝ていようと寝転んだ時、ドアが開いた。
優「北斗〜、大丈夫かー?」
樹「お、ご飯半分食べれてんじゃん」
北「これ以上は無理でした…」
樹「まぁ、半分食べれたら上出来だわ」
優「あ、もしかして寝ようとしてた??」
北「いや大丈夫です…!」
優「ごめんね??でも、寝る前にさちょっとだけ胸の音聞かせてよ」
北「えっ…」
優「ん?どした??」
北「あ、いや、なんでもないです…」
優「まぁ、いいや、じゃあ胸の音聞かせて」
と、北斗の胸に聴診器を当て音を聞き始めてすぐ、高地先生の表情が曇ってきた。
優「ちょっと樹これ聞いて」
樹「ん?どした?……あーいやな音してんね、」
優「これ絶対後から出るやつだよね?」
樹「そんな気がする、先に打っとく??」
優「そうする?」
樹「その方が北斗の身体のためにもいいと思う。」
優「OK、」
2人が話している間、北斗はその会話を聞こうとしたが2人は小さい声で話していたので、聞き取ることが出来なかった。
優「北斗、ちょっと聞いて?」
北「はい、」
優「今聴診してみたら、ちょっと嫌な音がしてたから早めに薬入れとこうってなったの、北斗大人だから注射2本になるんだけど、頑張れる??」
北「に、2本……?」
優「そう、2本」
北「いやっ…まだ大丈夫ですっ」
優「何が大丈夫なのか分かんないけど、多分後から出るよ?そっちの方が辛いし大変じゃない?」
北「さっき点滴打った……」
優「うん、点滴打ったよ?でも北斗の喘息が手強過ぎて点滴に勝っちゃったの」
高地先生はまるで子供に伝えるかのように優しく説明した。
北「いやっ、まだ効いてないだけ、あとちょっとしたら効くはず」
優「点滴打って結構時間経ったけど効いてないってことはさっきも言った通り北斗の喘息が勝っちゃったの」
北「でもあれ、強い薬だし…」
優「北斗は当分の間喘息出てなかったでしょ?だから、喘息の力が強かったんだと思うよ?」
中々首を縦に振らない北斗に、苛立ちそうになるが、必死に我慢する。
すると、ドアの方から声がした。
樹「そんなに嫌なら打たなくていいんじゃね?」
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ゆー - ほっくんが病院の中庭に行った時に、禁煙なのにたばこを吸っている人を見かけて注意しようと近づいたら煙を吸って喘息引き起こすのが見たいです。なんとか医局に戻って先生たちに処置してもらいたいです。女の子たちは一時退院で、病院にいないという設定が見たいです (2月9日 19時) (レス) id: bba3e52e4f (このIDを非表示/違反報告)
瞳(プロフ) - 通知機能が調子悪くて全然通知がないから、暇さえあれば見に来てます!笑 (2月7日 21時) (レス) id: f18ac5488a (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 瞳さん» わぁ、、!ありがとうございます🙇♀️これからもよろしくお願いします! (2月7日 21時) (レス) id: 932ecc901f (このIDを非表示/違反報告)
瞳(プロフ) - 移行おめでとうございます。あやさんの小説いつも楽しみにしてます♡ (2月7日 14時) (レス) id: f18ac5488a (このIDを非表示/違反報告)
かおり - リメイクありがとうございました!リクエストしておきながら(笑)皆んなに怒られまくるほくちゃんが不憫でしたがとても可愛かったです!またリクエストしてしまっていますが、よろしくお願いしますm(_ _)m (1月15日 21時) (レス) id: 4cc420ae52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あや | 作成日時:2023年7月29日 21時