原石病院の毎日

▽ ページ18

優「お、偉いじゃん笑」





A「おかし…」





優「ん？頑張ったらお菓子欲しいの？笑」





A「ｺｸｯ」





優「じゃあ樹とお話してみるね笑」





A「んっ」





お菓子を買っていいか樹先生と相談してみると高地先生が言った瞬間、Aの顔がどんどん明るくなった。





ー翌日ー





「A〜、行こっか？」





A「じゅり先生お菓子いいよしてくれたぁ？」





「じぇしちゃんは何も聞いてないから、先生に聞いてみて？」





A「えぇ〜…」





「でもA頑張れるんでしょ？ならいいよって言ってくれるんじゃない？」





A「がんばれる！」





「ん、頑張ろうね！」





そんな会話をしながら、処置室に入る。





優「お、Aちゃんと来れたね」





A「おかしは〜？」





優「おかし？笑あぁ、樹に聞いたら頑張れるんならいいよって笑」





A「がんばれる！」





優「よし、なら検査始めるか、」





そう言いながら高地先生は机の上に桃を置いたため、Aの頭に？が浮かんでいた。





A「もも〜？なんでぇ？」





優「アレルギーって分かる？」





A「わかんない！」





優「アレルギーっていうのは、食べ物を食べたら息苦しくなったり、体が痒くなったりすることなの」





A「Aちゃんアレルギーあるの〜？」





優「うーん、もしかしたらあるかもだから検査するの」






A「ちっくんする……？」





優「今はちっくんしないよ？これを食べるだけだよ」





A「食べるだけ……？」





注射をしないでただ食べるだけだと聞かされたAはとてもびっくりしている笑





優「うん、食べて何も無いかなぁって調べるの」





A「分かった！」





優「じゃあ食べて見て？」





置いてある桃をきちんと食べたA。





優「じゃあ、昨日は1時間くらいで出たんだっけ？？」





「そうですね、」





優「じゃあAちょっとの間お絵描きでもしてて？」





A「お絵描き〜？」





優「うん、先生Aの絵見たいなぁ」





A「わかった！！」





いくらか待たなければいけないのはわかっていたため、お絵かき帳と色鉛筆は持ってきていた。





お絵描きセットをAに渡すとルンルンで絵を描き始めた。





優「俺ちょっと医局戻るけど、発症したら呼んで？」





と言いながら先生は医局に戻って行った。

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