プロローグ ページ2
子供たちが母と慕う彼女は本当の親ではない。共に暮らす彼らは兄弟ではない。
私は孤児…そう思っていた…
施設の暮らしも10年
気付けば最年長
現在は38人兄弟
性格も肌の色もさまざま
私達には血の繋がりもない
でも
ーでも大好き
大好きなママ 大好きなみんな
血の繋がりがなくても大切な家族
施設は私の“家”だった…
全て私の…私達の普通だった
10年間疑ったことすらなかった
当たり前の日常
フカフカのベッド
おいしいご飯
白ずくめの制服
首筋の番号
そして、 将来の為に 私達の為に
これは「学校」の変わりと言った
毎日のテスト
別に嫌いではなく好きでもなかった
ただママが誉めてくれるから
その後遊べるからやっている
木登り、かくれんぼ、鬼ごっこ
小さな頃から森で遊んでいる
施設を囲む四方の森は勝って知ったる私達の森だ
ー施設の敷地は広いけど
近づいては行けない場所が二つあった
外へ通じる「門」と森の「柵」の向こう
理由は重要ではなかった
施設にいる限り守らなければ行けない規則
“私達は「外」へ行ってはならない”…
だから「外」へ行ったことがなかった
「外」を知る術はあった
絵本 小説 学術書 図書館に並ぶ本の数々
世界はすぐ近くに広がっていた
ー手を伸ばせば
すぐそこに
施設の生活は永遠じゃない
12歳になるまでに里親を手配され巣だっていく
それもまた慣則
だけどとある日を境にそれは全部嘘だった
たった一つの事実が「現実」を覆す
ここは「農園」私は”食料“
そんな事実を知った私達は逃げ出した
食料として食べられる前にそして、安全なシェルターを見つけた…けど 襲われた私達は逃げた森へそのときに一人、はぐれてしまった
とにかく走った ひたすら走った
そして、いつの間にかどこか知らない建物が沢山あるところへ出た
そこには頭に、角が生えた人、動物みたいな見た目をしている人など鬼のような奇妙な者の集まりだった………
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エミル(プロフ) - アカツキさん» 神…と言うよりは紙ですが応援よろしくお願いいたします (2019年3月21日 12時) (
レス) id: e9fb1ee47a (このIDを非表示/違反報告)
アカツキ - 好きなもの×好きなもの＝神← (2019年3月21日 12時) (レス) id: 7396e4a45d (このIDを非表示/違反報告)
エミル(プロフ) - ヒロアカ好きさん» ありがとうございます！更新ペースは遅いと思いますが楽しみに思いお待ちください (2019年1月29日 22時) (レス) id: 7b1404dd98 (このIDを非表示/違反報告)
ヒロアカ好き(プロフ) - やばいよ…約ネバとヒロアカのコラボだよ……嬉しすぎる……更新頑張ってくださいです!!!!!!続き楽しみにしてます!!! (2019年1月29日 8時) (レス) id: 36ed8bcda8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エミル | 作成日時：2019年1月20日 1時
