検索窓
今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:4,525 hit

124.やっとのご到着 ページ35




「ひゃー、#コンパス本社って地味に遠いからちょっと疲れちゃったー。」


少しつり目の可愛らしい顔立ちの少女がのんびりとパーカーを揺らしながら歩いていく。

黒いチャイナ服の裾がふんわりと揺れる。



#コンパスの本社のロビーに入ると、外見から分かるような、様々な人達、その中でも少し前に出ている女性がいた。

あれ?あの女の子高校生じゃなかったのかなぁ?


花火の少女にキレていた管理者とvoidollを思い出しながら考える。


「うーん。私の見当違いなのか……。」


独り言を呟いた私にその綺麗な女性は話しかけてきた。


「貴方は#コンパスのトッププレイヤーですか?そうでしたら、確認のためにスマホを見せていただけますか?」

こんなに低くて綺麗な声だったっけ?

頭の上に?が浮いているような、アホ面をしている私。

「……管理者…?」

「違います。私は胡蝶小百合、グスタフ・ハイドリヒとして、同じラウンジに居た者です。管理者の美空さんは今部屋で休んでいます。私はその代理とでも思っていただければ…。」

なるほど…!

「はいどーぞ。私は琥珀。アバターはデルミン。どうぞよろしく。」

スマホを渡しながらにこやかに挨拶をする。

「はい。確認しました。ありがとうございます。」


ニコリと笑ってスマホを返してくる胡蝶さん。
笑顔が素敵な人だなぁ。

そんなことを考えながら、先に進んだ。


ホームのデルミンはいつもと変わらず、可愛らしい顔で首を傾げている。

やっぱ、可愛いわぁ…。
本当に親バカみたいだと自分でも思う。


歩いていく度に聞こえる賑やかな声。
揉めている声もあれば、焦っている声も聞こえる。

あぁ、楽しみ…!
無意識に口角が上がってしまった。

125.伝えたい事は。→←123.少しだけ…



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 7.0/10 (3 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
6人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

エミル(プロフ) - 赤青ほとゝぎすさん» 了解です! (2019年10月6日 0時) (レス) id: e9fb1ee47a (このIDを非表示/違反報告)
赤青ほとゝぎす(プロフ) - イスタカを担当させていただいているの者ですが、こちらの話の内容からストーリー内で日にちが経ってから更新します (2019年10月5日 22時) (レス) id: e1ece6f77f (このIDを非表示/違反報告)
エミル(プロフ) - 和椛 湊 -wakaba sou-さん» 了解です! (2019年10月5日 16時) (レス) id: e9fb1ee47a (このIDを非表示/違反報告)
和椛 湊 -wakaba sou-(プロフ) - 更新します! (2019年10月5日 9時) (レス) id: 0db6a1be4a (このIDを非表示/違反報告)
エミル(プロフ) - 赤猫さん» 了解です! (2019年9月24日 21時) (レス) id: e9fb1ee47a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:エミル x他8人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年8月28日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。