101.知らない封書 ページ12
イスタカ______角賭永太
自分の家の前に、今までで見たことの無いバイクといつもと違う郵便配達員が家に向かって永太の名前を呼びながら立っていた。
インターホンがないためかなり不便そうな顔をしているその配達員は、自分が家にいないことを理解してもなお、まだそこに立っている。
声をかけるべきなのだろうが、お得意の人見知りの性格が出てきてなかなか声が出せない。
何とかしてあちらから気づいてもらおうと、人の家の庭をウロウロしていると、いつの間にか起きた隼人がその郵便配達員に声をかけた。
「あ、今その家のものならここにいますよ。」
突然のことに自分は驚いた。
未だ人と話す内容などの整理がおっつかないまま配達員はこちらに近ずいてくる。
「そちらに角賭さんが.....」
封筒の表紙にある書類に何かを書き込み目線をうつしうつしにしながら郵便配達員は徐々に距離を詰める
こちらの方かと郵便配達員は手を差し出して我々に聞いてくる。
「ぁあ。オレではなくてこっちの優男がな」
「ちょっと隼人ッ...」
一応答えたものの、隼人の郵便配達員への態度が少し荒々しすぎる。
まぁ、本当は自分が話さなきゃいけないものなのですが...
「では角賭さん。ここの所にサインを」
そう言って差し出してきたのはとある書類。
時間はわずかだった為、その書類の中身までは見れないが、渡された封書の中にはかなりの書物が入っていることが、もう見ただけでわかる。
「あ、ありがとうございます。
わざわざこんな田舎に.....」
「まぁ仕事ですから」
そう告げると、郵便配達員はなれない砂利道運転に横揺れしながらも帰って行った
すぐさま封書を開けて中を取り出す。
「地図と、定期と...路線図?」
入っていたのは、パッと見そのような物。
他には難しい書類だったが、いる必要は無いと思い無視をした。
「あ、これって#コンパス関係の手紙?
いいなぁ...あ、管理者にあったら写真よろしくな」
「何を脳天気な事を...」
そう言いつつも、書物を持ってから自分のウキウキという喜びを表す感情が抑えきれなかった。
初めて行く都会
初めて乗る新幹線
初めてでいっぱいのこれからを永太は喜びで表すしかなかったのだ
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エミル(プロフ) - 赤青ほとゝぎすさん» 了解です! (2019年10月6日 0時) (レス) id: e9fb1ee47a (このIDを非表示/違反報告)
赤青ほとゝぎす(プロフ) - イスタカを担当させていただいているの者ですが、こちらの話の内容からストーリー内で日にちが経ってから更新します (2019年10月5日 22時) (レス) id: e1ece6f77f (このIDを非表示/違反報告)
エミル(プロフ) - 和椛 湊 -wakaba sou-さん» 了解です! (2019年10月5日 16時) (レス) id: e9fb1ee47a (このIDを非表示/違反報告)
和椛 湊 -wakaba sou-(プロフ) - 更新します! (2019年10月5日 9時) (レス) id: 0db6a1be4a (このIDを非表示/違反報告)
エミル(プロフ) - 赤猫さん» 了解です! (2019年9月24日 21時) (レス) id: e9fb1ee47a (このIDを非表示/違反報告)
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