【募集企画】仮想世界戦争【#コンパス】2

67.謝罪と安らぎ ページ25

沈黙………その後に褐色肌の男の人が口を開いた

「その親戚とやらの目的は...？それが無ければ意味が無いだろう？」

「それは...」

言えなかった私は返答を考える
だけど、言葉が見つからなくて私は一言

「私共には分かりかねません.....」

それだけを言った
それを聞いて彼も一言

「そうか」

それだけだった
さすがにここまで大事だと思っていなかったんだろう知っているものを覗いてもやはり口を開かない

そして、最後にこう付け足した

「皆様の職場、学校またはご家族に連絡は済ましてあります
アイツの目的や詳しいことを知りたい方、手伝ってくださる方は我が本社にお越しください
メールで場所をお送りします
こんなの、わがままで自分勝手なお願いなのは分かっています。けど、皆さんの力が必要なんですどうか、お願いします
それでは次は本社でお待ちしております」

そう言ってコンパスのマイクを切った
そしてゆっくりため息を着く
voidollもこっちの世界の体に戻ってきていた
ポン、と頭を撫でられるのと同時に抱きしめられた

「お疲れ様です……美空さん」

「マスターお疲れ様です」

撫でてくれたのはユリ姉、抱きしめたのはvoidollだった

「ありがとう二人とも……ちょっと大事な話があるから少し部屋に出てもらえる」

2人は了承して部屋を出た
私は親友に電話をかけた
何を話せばいいのかわからないけど、話さないと行けないと思った

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