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「聞いてるの？こっちを見なさい」
「ひっ、そんなことすればお前だって…」
「ライナーのためならなんだってできる、例え死んでもね。…ほら、貴方が散々告白してきたんじゃない。
でもバカね〜、あ、違うのよ。馬鹿だとは思ってたけど私の大事な人に手出すとは思わなかったわ…」
Aは腰を抜かしたジョックに跨り、口元に手をやって微笑む。
「＿＿＿ねぇ、私の可愛い
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「…終わったっぽいな」
「ライナーもそこまで重症じゃなくて良かった、もし後遺症でも残ったらAが人殺しになりかねないからな」
「軽く言ってるけどよ兄貴、笑い事じゃねぇよ…」
苦笑いをして「そうだった」とマルセルがポルコに謝る、対するポルコは呆れたような顔をして頬に血をつけたAを見つめていた。
「おつかれさん」
「…ポッコ、マルセル」
「案内してやるから着いてこいよ。兄貴、運転変わる」
Aいまだ拭いきれない嫌悪感を瞳に揺らしたまま2人に顔を向け、1度ギュッと目を閉じてからゆっくりと頷いた。
「血、拭かないと…。」
「とりあえず病院行くぞ、心配なんだろ」
「…ん」
Aはいつもの表情を取り戻し、ここへ来た時のようにバイクに乗り、先導するポルコたちの車を追った
「ライナー！！」
「A、悪いな心配かけて」
「私こそごめんなさい、私がきちんと…対処しておかなかったから…」
「いいんだ、お前が無事ってわかって俺は心底ほっとしたぞ」
ライナーが笑いながらAの頭を撫で、Aもその心地良さに嬉しそうに目を細めた。
「…で、この手はなんだ？」
「えへへ、ちょっとコケちゃって…。」
ライナーはガシッとAの手を掴み、目線の位置まで手を持ち上げた。
その華奢な手は赤く腫れ、所々かすり傷を残していた。
「嘘は良くねぇな」
「害虫を駆除したの、ただそれだけ。」
Aはバツが悪そうに目を伏せ、ライナーから目を逸らした。ライナーは呆れたようにため息をついてAの額をデコピンで弾く。
「あのなA、俺はちょっとやそっとじゃ死なねぇし、お前を置いて逝ったりもしない。
だから無茶するなよ」
「っ…うん、わかった。」
Aはデコピンされた額を抑えて下を向き、ぐっと涙をこらえた。
苦笑いをしたライナーはそのままAの頭を抱き寄せ、「でもありがとうな」と呟いた
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Strawberry(プロフ) - ポルコ推しの方にそう言っていただけると安心です…！一応原作沿いになってしまいますが最後の最後までポルコは全開で行きますのでこれからもよろしくお願いします!! (2022年1月31日 22時) (
レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
紅月夜。(プロフ) - もうすっごく面白いです、！ポルコ推しなので出てくるたびにニコニコしてます。主ちゃん、ライナーと結ばれるのかなあ、ポルコは死んじゃうのかなあと色々考えながら読んでます笑、続きが楽しみです！！ (2022年1月31日 18時) (レス) @page42 id: bd5a9d7211 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Strawberry | 作成日時：2022年1月14日 17時
