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「まぁAの傍は常に俺や兄貴、ピークにジークさんもいるからな
相当なことがなければあいつはやれねぇよ」
「そうだったな…」
「お、救急車来たぞ…歩けるか？ライナー」
「あぁ」
頷いて立ち上がったものの、ライナーはすぐにふらついてしまう。
結局ポルコとマルセルに肩を借り、そのまま救急車へと乗り込んだ。
一方Aは眉間にこれでもかと言うほど皺を寄せ、人殺しでもしたかのような顔でバイクを走らせていた。
いつもの聖母のような表情はどこへやったのかと尋ねられても文句はないだろう
「…見つけた…。」
Aはポツリと呟いて路地裏にたまる学園のジョックや取り巻きを見つめた。
そして近くにある店にバイクを留め、少しでもライナーと背をちかづけるために履いたヒールの音を鳴らした。
「御機嫌よう、マーレ学園
ふり、とAのスカートが揺れた。
「A!!こんな時間にどうしたんだ？」
馴れ馴れしく呼ぶなよ。と笑顔をうかべたジョックをみながら思い、Aは作り笑いを浮かべ、笑顔を絶やさぬようなんとか務めた。
「Aさん！今日はウォールのジョックとデートのはずでは？」
「も、もしかしてなにかあったんじゃ…」
「ついに俺と付き合う気になったのか？」
口々にそう言ってくる男女にAはついに我慢できなくなり、口角を下げてその冷たさを孕む瞳を男達に向けた。
「…(へぇ、5人…よくそんな人数で…)
私が聞くことに素直に答えてね…貴方たち、今までどこに居たの？」
「？…いまさっき学園を出……ッ！？」
「“素直”に答えてって言ったでしょ？
…
「っ、なんだ？嫉妬でも…「あー、もういいやぁ。死んでいいよ、貴方」は…ッ！？」
ガキン！！と音が鳴ってジョックは己の横に突き立てられた刃物を凝視した。
Aは人に刃物を向けたというのにいつも通りの表情をしていた
「なっ、なにして…」
「言ったでしょ？もういいって」
「そんな…っ、そんなこと許されるとでも…っ」
「ふふ…ねぇ私が今自分をきりつけて叫んだら、貴方達どうなるかしら？」
Aはいつもより据わった目をして目の前で脅えを見せるジョックの細い瞳を見つめた。
周りの取り巻きはいつ逃げるかとAとジョックを見つめていた
しかしとても逃げ出せる雰囲気ではない、全員の背中に冷や汗が垂れる
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Strawberry(プロフ) - ポルコ推しの方にそう言っていただけると安心です…！一応原作沿いになってしまいますが最後の最後までポルコは全開で行きますのでこれからもよろしくお願いします!! (2022年1月31日 22時) (
レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
紅月夜。(プロフ) - もうすっごく面白いです、！ポルコ推しなので出てくるたびにニコニコしてます。主ちゃん、ライナーと結ばれるのかなあ、ポルコは死んじゃうのかなあと色々考えながら読んでます笑、続きが楽しみです！！ (2022年1月31日 18時) (レス) @page42 id: bd5a9d7211 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Strawberry | 作成日時：2022年1月14日 17時
