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少年は私のポロッと口から出た言葉に心底嬉しそうな顔をし、私の肩を掴んできた。
「本当か！？」
「わぁっ、う、うん。」
Aはあまりの剣幕に驚いて目を見開いてしまう。そしてどもったように頷き、少年の瞳を見つめた
なんだか、この目をどこかで見たような気がする。
反対側にいる少年も面食らったような顔をしており、Aが首を傾げる。それと同時に少年は怪しげなものを見るような顔をして眉をしかめた
「初めて言われたよ…お前、変なやつだな」
「人の夢は否定するものじゃないよ…それに、なんだか貴方ならできる気がする。
人を見る目には自信があるの、だからあなたもきっとその夢を叶えられるわ。」
「…なぁお前、名前は？」
「……A、A・スロット
君の名前は？」
「俺はエレン・イェーガー、初対面…だよな。なんかどっかで会ったような感じだ」
エレン・イェーガーと名乗ったその少年は気恥しそうに頬を掻きながらそう言った。Aはその言葉に少し共感してしまい、眉を下げる
「ずっと前にどこかで…あなたの声を聞いたような…。」
「…あぁ、俺も…どこだったっけ」
エレンの頬にAが手をそわせようとしたその時、Aの反対側からエレンを呼ぶ少年と少女の声がした。Aの体が大袈裟にゆれ、その大きな瞳も同様に揺れた。
「A？」
「…エレン、生きていればまた会いましょう。
壁の外で……そうだな、地図なんかに乗ってない…自由な場所で」
Aはそうとだけ言い残すとそのままエレンを追い抜いて走り出し、あっという間に見えなくなってしまった。
呆気に取られたエレンはその後ろ姿を見つめ、ぼうっとしながら触られそうになった己の頬を触れた。
「……母さん…。」
「(あぁ…あぁ！！この私が、失敗した…！あんな子がいるなんて…
エレンが一言呟いたのも露知らず、Aは背中に背負った荷物をガチャガチャと言わせながら走っていた。
我ながらに小回りのよく効く体だと思わずにはいられない
Aは人気の少ない場所まではしり、そこで腰に"立体機動装置"を装着した
「恐ろしいもの作るよね、壁内の人って…。」
プシュ、と発射音が鳴ってAの体が宙に浮く。この浮遊感にはなれる気配がないし、慣れたくないとAは思っていた。
「…いや、恐ろしいのは私たちの方か。」
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Strawberry(プロフ) - ポルコ推しの方にそう言っていただけると安心です…！一応原作沿いになってしまいますが最後の最後までポルコは全開で行きますのでこれからもよろしくお願いします!! (2022年1月31日 22時) (
レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
紅月夜。(プロフ) - もうすっごく面白いです、！ポルコ推しなので出てくるたびにニコニコしてます。主ちゃん、ライナーと結ばれるのかなあ、ポルコは死んじゃうのかなあと色々考えながら読んでます笑、続きが楽しみです！！ (2022年1月31日 18時) (レス) @page42 id: bd5a9d7211 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Strawberry | 作成日時：2022年1月14日 17時
