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ギャップ 、という言葉を聞いたことがある。なんというかこの女に当てはまる言葉だよなぁと思った記憶ももちろん記憶に新しい
「ライナーは可愛いなあ」
「また言ってんのか」
「だってほんとのことだから」
ドベとAが再会してから早一年、あいつもこいつも俺も、戦争戦争でろくに会えていないと思っていたらばったり出くわしてしまった。
相変わらずこいつの溺愛具合は代わりもしねぇし、その一方であのドベはどんどんやつれていく、Aもそこが気がかりなのかよくドベの話を口にするようになった
「ちゃんと食べてる？ライナー」
「…さぁ、知らねぇが…見た覚えはねぇな」
「…そっか」
あいつの話でここまで哀愁漂わせるAも戸籍を周りには大っぴらにせずいるが純血のマーレ人である。
だから本来俺とここで話してるのもおかしいはずだがこいつはそれを気に止めたことも無かった
…あぁそうだ、ギャップってやつの話をするんだった。
「ポルコこの後暇？」
「飯だろ、付き合ってやるよ」
「やったぁ」
俺やピーク、ドベなんかの前じゃこんな能天気のAだが自分の気に入らない人間に対してはとことん冷めたやつだと俺は思う。
というより、マーレの上官殿とにこやかに話しているのなんか見たことが無いかもしれない…いや、にこやかに話しているのは見たがあの空気はどうもくい込みずらい
「これはこれはA殿に戦士殿ではありませんか。」
こつ、とAのヒールが音を立てて俺の一歩前に立つ音がした。
守ってもらわなくても大丈夫だと告げてもこいつはいつも俺たち”戦士”の前に出たがる。
出たがる、だと聞こえが悪いか…俺たちを守ろうとする、とでも言っとくか
「あら？奇遇ね」
「お疲れ様です」
Aがよそ行きの顔で笑い、俺も一応頭を下げる。確かこいつ偉いやつだ、Aより上かは知らんが
Aといる時は基本俺たちは後ろに下がっていた方がいい、それが最善だと俺たちは知っている
「戦士殿がこんな所で真昼間になにを？緊張感を少し持ったらどうなんでしょう…」
｢あらまぁ、それなら私に言ってくれないかしら。
息抜きでもどうかと私が誘ったの、きっと戦争帰りで疲れているでしょうし……で、それが如何しまして？」
「っ、…い、いえ…」
「ならいちいち話しかけて来ないでくれるかしら？せっかくの時間を邪魔しないでちょうだい」
その瞳は絶対零度、見つめられただけで背筋が凍っちまうようだ、と風の噂で耳にしたことがある。
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Strawberry(プロフ) - ポルコ推しの方にそう言っていただけると安心です…！一応原作沿いになってしまいますが最後の最後までポルコは全開で行きますのでこれからもよろしくお願いします!! (2022年1月31日 22時) (
レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
紅月夜。(プロフ) - もうすっごく面白いです、！ポルコ推しなので出てくるたびにニコニコしてます。主ちゃん、ライナーと結ばれるのかなあ、ポルコは死んじゃうのかなあと色々考えながら読んでます笑、続きが楽しみです！！ (2022年1月31日 18時) (レス) @page42 id: bd5a9d7211 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Strawberry | 作成日時：2022年1月14日 17時
