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「大丈夫？ピーク」
「人間に戻るのは2ヶ月ぶりだからね…その度に二足歩行を忘れてしまうよ」
「…ほんとにごめんなさい、今回の戦争が長引いたのは確実に私の指示不足だった」
「…ふふ、あなたのおかげでいつも私たちは最低限の怪我で済んでるんだから…何度も謝らないの」
ピークにそう言われてしまい、Aは謝ろうとした言葉を飲み込んで静かに頷いた。
ピークはそんなAに向けて少しだけ苦笑いをしてからライナーに顔を向け、ガビ達に顔を見せてあげたらどうだ、と言った
「そうしよう」
ライナーは頷いて立ち上がり、上着を羽織るとドアの方まで歩いていく。
しかしAはベッドに座ったままで動こうともせず、優しく微笑んでライナーを見つめていた
「…Aは行かなくていいの？」
「ライナーとみんなのせっかくの再会、邪魔できないしなぁ。」
「…A、行かないのか？」
ドアノブを掴んでから不安そうな顔でくるりと振り向いたライナーにAは何度か目を瞬かせ、心底嬉しそうに立ち上がった。
ピークは苦笑いをうかべ、ポルコはふん、と鼻を鳴らしてその様子を見る
「い、行ってもいいの…？」
「…すまない、嫌ならいいんだ。うっかり…お前は俺と行くもんだと」
「嫌じゃないよ！…嫌なんかじゃない。」
かの最高司令官がただの恋する乙女、ってやつか。と全員が納得してしまうであろう光景だ、自分たちの前ならまだしも他の戦士の前でそれはやめろよ。とポルコは眉間に皺を寄せる
「そうか、良かった。」
そう言って少し談笑した2人はそのまま扉を開けて部屋を出行った。
ピークとポルコはそれを見送り、二人で話し出す。
ピークはそのままベッドに倒れ込み、大きく息を吐く
「疲れた」
「久しぶりにあった気がするな」
ピークはそのポルコの言葉に少し笑いながら返す
「え〜？戦場じゃいつも一緒だったろ。それはAもだけど」
「…まぁ、しばらくは休めるだろう…俺達も、あいつも」
ポルコの想像する人間の顔を思い浮かべ、ピークは少しだけやりきれないような顔をした。
そして先ほどのライナーとAを思い出し、軽く首を傾げながら口を開いた。
「…そういえば、あのふたりはいつまであんな感じなのかなぁ？」
「さぁ？もうほとんど夫婦だろ、あれ。」
「出会った頃はAの方が弱虫ちゃんで可愛かったのにねぇ。」
人は変わるね。とピークは呟き、出会ったばかりの頃の小さな泣き虫の少女を思い浮かべていた。
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Strawberry(プロフ) - ポルコ推しの方にそう言っていただけると安心です…！一応原作沿いになってしまいますが最後の最後までポルコは全開で行きますのでこれからもよろしくお願いします!! (2022年1月31日 22時) (
レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
紅月夜。(プロフ) - もうすっごく面白いです、！ポルコ推しなので出てくるたびにニコニコしてます。主ちゃん、ライナーと結ばれるのかなあ、ポルコは死んじゃうのかなあと色々考えながら読んでます笑、続きが楽しみです！！ (2022年1月31日 18時) (レス) @page42 id: bd5a9d7211 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Strawberry | 作成日時：2022年1月14日 17時
