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reborn ページ6

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あれから5年、俺は小学6年生…んでもって姉ちゃんは大学生。
姉ちゃんとマイキー君の兄、真一郎君は高校を卒業すると同時に黒龍をやめた。
真一郎君はバイク屋、姉ちゃんは大学へ進学した。



「タケくん、今日の夕飯は何がいい?」


「俺ハンバーグ食べたい!」


「ん、りょーかい」


姉ちゃんはそう言って出かけて行ってしまった。だいたい5年前から姉ちゃんはこうやって出かけるようになった。…誰と会うのかは聞いてないから分からないけど、あそこまで楽しそうにしてるならきっといい人とでも会ってるんだろう



それより、俺はこの5年1度も未来に帰れてない。もちろんちっさい直人とはあったし、ヒナにもあった。
直人といくら握手しても未来には帰れねえし、もう途方に暮れてるってこと





ちなみに姉ちゃん、卒業した時髪の毛黒に戻したんだよな。真面目に生きるんだって言ってたけど、ついこの間俺がリンチされてる時助けに来てくれたんだ。
…いやまあリンチっていうか、初めてヒナに会った時の話なんだけど。



「ちょっと、うちの弟になにしてんノ?」

「おいこら置いてくなよA!」


姉ちゃんは前回の時と同じように青筋を立て、ゴキゴキと手を鳴らしてた。…可愛い顔してんのに、ほんとにこええ

…なんつーか、大寿くん見てる感じっていうか



「…え?タケくん、大寿(たい)ちゃんのこと知ってるの?」



「………えっ!!?ね、姉ちゃんこそ!!」



不良はボコボコにされて逃げていったし、ヒナも姉ちゃんに頭を下げて帰ってった。
もちろん俺にも、「ありがとう」だって!!!




「大ちゃんね、不器用だけどいい子なの」



「……」



確かに、大寿くんは愛の伝え方を間違えちゃっただけで、多分根は良い奴なんだろうなって、俺も思う



「…ていうか、なんで姉ちゃんは知り合いなの?」



「え?…あの子、弟達のこと殴ってるの知ってる?
いわゆる、家庭内暴力ってやつなんだけどね」



「うん」



「流石にそれは違うでしょって思って、一発殴り飛ばしたの!!!」



姉ちゃんはしゅっしゅっ、と拳をつきだすふりをしながらニッコリ微笑んだ。
…そうだ、この世界線の大寿くんはまだあそこまで大きくて強い男にはなってない。



「そーしたら向こうが色々話してくれてね、仲良くなっちゃった」



「…何歳下と仲良くなってるのさ…」



「いーじゃんいーじゃん、人脈って大事よ?」



姉ちゃんはそう言ってニコニコといつも通り笑ってた。その顔を見ればいつだって、つられて笑顔になれるんだ。

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Niar(プロフ) - 時系列もわかりやすくてすっごく面白い!応援しています✨✨ (4月17日 16時) (レス) @page20 id: ca0bb8898a (このIDを非表示/違反報告)
如月 - とっても面白かったです(*´﹃`*)続きが気になります!応援してます! (2023年2月8日 6時) (レス) @page37 id: a09d72e675 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 続きが気になる (2023年2月5日 6時) (レス) @page37 id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
ノア - やばいこの小説好き…更新待ってます!! (2023年1月8日 18時) (レス) @page37 id: 4e46d58fa8 (このIDを非表示/違反報告)
かばおまん。 - 更新まってます!夢主のポジションいいですね (2022年7月25日 12時) (レス) @page37 id: aa2b55b842 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Strawberry | 作成日時:2021年6月28日 1時

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