【東京ﾘﾍﾞﾝｼﾞｬｰｽﾞ】俺の姉ちゃんのおかげで色々助かる話Byたけみっち

reborn ページ25

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次見た時、Aが地面を軽く蹴り飛び上がった
その姿をふたり《灰谷兄弟》は星を見るように見つめた



生意気な女だったが、その戦い方は酷く美しく見えたのだから。






「う”っ！！！？」



「やりぃ、」



Aは体の柔軟性を活かして足を振り上げ、弟・灰谷竜胆の頭を蹴り落とした
兄である蘭はその様子を見て目を見開く
ここらじゃ負け知らずの我が弟がぽっと出の女にKOである。





「テメェ…」


「次、アナタ？」




Aはそう言って地面に着地した、なんてったって彼女は東京一体を絞めていたのだから強いに決まってる。






「くっそ…！！」



「ふふ、私の腕も劣ってないのね」



次は女が視界から消えた、するとなんとしたから現れたではないか、顎に見事綺麗なアッパーを決められた蘭はそのまま気を飛ばしてしまった
Aはにっこりと微笑み、辺りを見渡した




「次、誰？」



「「「「……」」」」



沈黙が続いたところでAが2人を起こそうと頬を叩いた



「2人ともまだ若いんだからさ、青春は真っ当に終わらせなヨ」



「Aちゃんが言う？」



「私はネンショー入ってないよ！？赤音ちゃん！？」




しってるしってる。と赤音はAに告げる、Aはため息をついてその場を立ち上がる
しかしAの手が誰かに引き止められた


そう、灰谷 蘭である。



「お前、…なまえは…？」



「花垣A、もう会うことはないわよ、ハイタニくん」





しかし蘭は名を着た直後そのまま立ち上がり、Aの前に立ち塞がった
そして




「気に入った」


「は！？兄ちゃんガチ！？」


「いや、言い直してやる」







惚れた！と蘭はタレためを輝かせながらそう言った。竜胆は目を見開き、その光景を見つめる
口と鼻かは血を出した不良、平々凡々な格好の大学生が同じ空間で近距離にいるのだから当たり前でもある




「…は？」


「惚れたって言ってるじゃん」


「…出直してこいガキ

お前らサツ呼ばれる前に帰れよ、このままだとほんとにネンショー行きだからね」




Aはそう言って蘭に「どいて」と告げてそのまま赤音の手を掴み消えていった



「決めた、俺の女にする」

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