reborn ページ22
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「じゃあタケくん、お留守番できる？」
俺が小学三年生の頃、姉ちゃんは1度俺を置いて怪我をしてきたことがある。もちろん放置とかじゃなくて、向こうにきちんとした理由で用事があるのだ。
「うん、行ってらっしゃい姉ちゃん」
「行ってきます、夜には帰るからね」
この時止めて置けばあんな面倒な奴らに姉ちゃんは好かれなかったのかもしれない。そう思うと俺は確かに未来の稀咲に罵られてもおかしくはないの…かな？
姉ちゃんはなんと深夜に帰ってきた、何故か頬に血をつけて。それが姉ちゃんの血だと思い込んだ俺は血相を変えて走りよった、しかしその血は返り血だったらしい
「はぁー疲れた」
「…え、ど、どうしたのそれ」
「なんて言ったっけな…六本木仕切ってるガキに絡まれた」
元ヤンのくせが出てる姉ちゃん、ってことは多分怒ってるか興奮してる。
…これは多分後者だ。
「…六本木…？六本木って言った？」
「？…うん、赤音ちゃんの買い物に付き合ってたんだけど」
「(六本木って言えば)」
そう、灰谷兄弟だ。そういえば天竺と戦った時も灰谷兄弟のせいで余計状況が悪化してた…いまならあの二人は13、ちょうど……あ！そうだよ、ちょうど今年に少年院に入れられるって聞いたけど…
「人殺しそうになってたからねー、こう、しゅっとやってきた」
そのやってきたが普通の文字に見えないのは俺だけかな、灰谷兄弟より先に姉ちゃんが少年院に入りそう、というかもう少年院じゃなくて普通に刑務所行きだ、やめてほしいほんとに
「…なーんていってたっけ、竜胆…？みたいな」
「……」
「タケくん？黙り込んでどうしたの？」
確定、灰谷兄弟じゃん。…なんで姉ちゃんってこうも前回とは違う人達と関わってくんだろう、…ココくんやイヌピーくんの話を聞けば姉ちゃんがタイムリープをしてないのは確かだ。
…というかしてたらもっと計画的な動きを見せてるはず……なら、なんで？
「…タケミチ」
「っ！？ね、姉ちゃんっ！！」
俺の名前を呼ぶ姉ちゃんは、まるであの時の姉ちゃんみたいで。俺は咄嗟に叫んでしまった。
すると姉ちゃんはコロコロと鈴を転がしたように笑い、俺の額を「えい」と小突いた
「なあに真剣になってるの？」
「…だって姉ちゃん、危ない事にばっか首突っ込むだろ」
「それはタケくんもそう。私よくタケくんの夢を見るの」
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Niar(プロフ) - 時系列もわかりやすくてすっごく面白い！応援しています✨✨ (4月17日 16時) (
レス) @page20 id: ca0bb8898a (このIDを非表示/違反報告)
如月 - とっても面白かったです(*´﹃｀*)続きが気になります！応援してます！ (2023年2月8日 6時) (レス) @page37 id: a09d72e675 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 続きが気になる (2023年2月5日 6時) (レス) @page37 id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
ノア - やばいこの小説好き…更新待ってます！！ (2023年1月8日 18時) (レス) @page37 id: 4e46d58fa8 (このIDを非表示/違反報告)
かばおまん。 - 更新まってます！夢主のポジションいいですね (2022年7月25日 12時) (レス) @page37 id: aa2b55b842 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Strawberry | 作成日時：2021年6月28日 1時
